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校長ブログNo53 麦秋の季節

二十四節気では5月21日~6月4日の期間を「小満(しょうまん)」といいます。

小学6年生国語科教科書(光村図書)P82には「小満」について「立夏から15日目にあたる。陽気がさかんとなり草木が成長して満ちてくる」という意味。と記載されています。太陽の光が降り注ぎ、生命力があふれあらゆる生命が満ちていく時期です。

その中の七十二候では、5月31日~6月4日を「麦秋至(むぎのときいたる・ばくしゅういたる)」といいます。横芝光町でも麦が収穫の時期を迎えています。

▼ 収穫を待つ小麦畑(上堺にて撮影)

秋にまいた種が成長し、新緑の緑あふれる今の季節に麦が順調に成長していることに満足する気持ちからも「小満」という言葉が生まれたとも言われています。田植えも終わり、早苗が順調に成長し水を張った水田が一面緑で覆われる景色や、青々とした「ひかりねぎ」、里山の緑など緑といっても明るい緑から深緑色がかった濃い緑色などが重なり合っています。空気が潤うこの季節、そよ風が吹き渡り、窓を開けながら車を運転すると爽快です。1か月前は黄緑色だった小麦の穂も、連休明けから徐々に黄色く色づき、今の季節、緑色の景色の中に突如現れる黄金色の景色は目をひきます。この写真はそんな美しさに心が動かされ車を止めて撮影したものです。車から降り立つと、不思議なことにあたり一面静かでここだけ時間がゆったりと流れているような気がしました。まもなく6月。梅雨入りを前に収穫を迎えるのももうすぐです。