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校長ブログNo181 修学旅行2日目(鎌倉路)

【2日目】9月27日(金)鎌倉

▼ 朝食バイキング

1日目、ホテル到着後、お風呂の休み処で見た天気予報。「台風が消えた後の低気圧の発達により、警報級の大雨」とのこと。急遽、荒天バージョンをもとに予定を組み直しました。児童の安全を憂慮した苦渋の決断です。

2日目。予報どおり朝から小雨が降り始めました。朝食バイキングをしっかり食べ、楽しく過ごしたホテルを出発。

▼「いざ鎌倉へ!!」

バスの中ではイントロクイズとカラオケと朝から元気な子供たちです。ノリノリでとても楽しかったです。大仏周辺は駐車場に止められないほど大混雑で、本校と同じように記念撮影だけは撮って移動する学校であふれかえっていましたが、思いの外時間があり、記念撮影後、ガイドさんの説明で大仏の座像周辺を一周しながら比較的ゆっくりと見学ができよかったです。強まる雨の中でも鎌倉大仏(阿弥陀如来坐像)のお顔は穏やかで優しいまなざしでした。

かまくらや みほとけなれど 釈迦牟尼は 

美男におはす 夏木立かな 

 与謝野晶子

(鎌倉の大仏様は 仏様であるけれど、この お釈迦様はほれぼれするような美男でいらっしゃる。背景の夏木立の緑も美しく調和していることだなあ。(与謝野晶子 1878(明治11年)~1942(昭和17年))与謝野晶子が詠んだ短歌が大仏の後ろの森に歌碑として立てられていました。

有名な俳句のあとで、再び才能ナシの短歌・川柳で申し訳ないですが...今日も短歌・川柳とともに修学旅行を振り返ります。

10曲中2曲しかわからぬ ジェネギャにうちのめされた イントロクイズ 

思い出に「鳩サブレ」をと並ぶ子供ら 涙雨ふりしきる鎌倉の朝 

「遠くからよく来たね」 秋雨の中我らを見守る優しき大仏

「お守りください」 優しき御顔の大仏さまに 白浜の子と職員らの幸せ祈る

▼ 江の島

大仏出発時に雨脚が強くなり始め、右手に並走する江ノ電と左手の湘南海岸を見ながら次の見学地へと移動します。鎌倉時代について幕府の説明を聞きながら進んでいきます。雨がだんだん激しくなる中、どんどん江の島の景色が近づいてきます。途中、鎌倉高校前の映画の聖地である踏切も多くの観光客がカメラを構えていました。

もののふの世に思いを馳せ駆け抜ける湘南の道 

雨けぶる窓景色に近づく 江の島と湘南サーファー

皆の命あずかり 湘南海岸を快走する 安全運転の波乗りジョニー

(※ジョニーは修学旅行中のバス運転手さんのニックネーム)

▼ 新江ノ島水族館

ツアーガイドさん曰く、駐車場が本校の貸切バスで満車となるのは初めてのこと。2000人もの見学客であふれ返る水族館でしたが、順路に従い、珍しい水生生物や、海の生き物に触れることのできるコーナーなど楽しむことができました。また、最後のお土産を買う子供たちもいました。

海近き地に育つ白浜の子 いかように映る湘南の海とガラス越しの海洋生物

千葉に近づくにつれ再び雨脚が強くなってきました。心配されるのがアクアラインの通行止めと高速道路の速度規制、渋滞です。本校と同じように東京・神奈川方面から千葉へ向かうバスで「海ほたるPA」は混雑していました。バスの運転手さんが気を遣ってくださり大雨のなかでも安全運転で走行してくださいました。運転手さん、ガイドさん、写真屋さんには2日間大変お世話になりありがとうございました。

出発した昨日見たはずの白浜小学校の校舎ですが、もう1週間も見ていなかったのように久しぶりに感じました。大雨の中、スムーズに降車できるよう、玄関には教職員と保護者の方が出迎え荷物をリレーで運んでくれました。保護者の皆様、1泊2日の修学旅行にあたり準備・お見送り・お迎え等、たいへんお世話になりありがとうございました。

降りしきる冷たき雨の中待ちわびる 

「ただいま。ありがとございました」の声聞きあたたまる