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校長ブログNo38-2  子供の心の変化に気をつけて(後編)

前編No38-1 の続きから

「五月病」という言葉を聞かれた方も多いと思います。この「五月病」、最初の症例の発表は1960年代初めのアメリカの精神科医が入学後1か月経過した大学生に見られる無気力や無関心などの軽いうつ症状を報告したことによります。日本では、1960年代半ばの受験戦争時代に受験を終えた後の虚脱感や抑うつ気分を指し、1968年(昭和43年)には流行語となり、一般的に知られるようになりました。(参考資料:読売新聞「はじまり考」、ウィキペディア)

最近では、四月病や六月病もあるとされ学生に限らず幅広い世代に見られると言われています。主な症状として抑うつ、無気力、不安感、焦りなどが主な症状で、夜眠れない、だるい、食欲不振、やる気が出ない、人と会うのがおっくうなどが挙げられます。

 「教育相談月間」

すでに「学校だより2号」、生徒指導だより「白浜っ子」、校長ブログNo17 (5月3日号)でお伝えしたように、児童に事前にアンケートをとり、担任と教育相談面接を行っています。全国的に見て、入学・進級から1か月が過ぎ、ゴールデンウィークも明けた今の時期、心身の不調や登校への不安を訴える児童生徒が増加する傾向にあります。

小さな変化を見落とさずに

学校では、朝の会で教師が一人一人の児童の名前を呼び、児童の表情を見ながら今日の体調を確認する「健康観察」を行っています。本校では、1日の始まりである朝の会のこの時間を大切にしています。ご家庭でも、お子様の表情をよく見ていただき、朝、学校に送り出してくださるようお願いします。小さな変化でも構いません。不安な点、気になる点などがございましたらどうぞ遠慮なさらず担任までお伝えいただければと思います。(スクリレの欠席フォームでも体調のことについて具体的に記入が可能ですのでご活用ください。)