校長ブログNo56 整理整頓 気持ちすっきり♪
各学年の廊下にある表示です。
整理整頓(せいりせいとん)
よく使われる四字熟語ですね。「整理」と「整頓」一見同じ意味のようですが、それぞれに意味があります。
「整理」とは「乱れた状態にあるものを整え、秩序正しくすること。」
「整頓」とは「よく整った状態にすること。 きちんと片付けること。」
(広辞苑より)
さらに、「頓(とん)」は「落ち着く」や「整える」という意味があります。無頓着(むとんちゃく:全く気にかけない平気なこと)や頓挫(とんざ:計画が行きづまって進まなくなること。途中でくじけること。)といった言葉の使い方をしますね。
さて、言葉の意味はこれくらいにして...
きちんとできているか?(あっ、よく使ってしまうこの「きちんと」という言葉。この「きちんと」も、「正確」にとか「乱れないで」とか「整って」という意味があります。)そうです。できていることが大切なのです。一緒にぐるっと校舎を回ってみましょう。
掲示物、雑巾かけ、廊下のロッカー(ランドセル)、教室の棚、水筒を入れるかご、昇降口の傘立て、作品の並べ方、靴箱など。
外の体育倉庫や用具倉庫の中も。
紹介したのはほんの一部ですが、写真を見ているだけでも気持ちがいいですね。全校児童が共同生活をする学校では、見た目はもちろんですが、大切なことは、自分以外の人が使うときにより使いやすくすること。整理整頓することで持ち物を間違えることを防ぐこと。使いたいときにすぐ使え、時間の短縮になること。などメリットはたくさんあります。逆だととんでもないことになってしまいますね。
そして、何よりもみんなが安全に安心して学校生活を送ることにもつながります。
とはいっても、毎日共同生活を送っていると、たまには乱れるときもあります。校内を巡回しながら、気づいたことはその都度児童や職員にも声をかけ、一人一人が意識して整理整頓を習慣化することができるようにしています。