校長ブログNo232 冬がはじまるよ
朝晩の冷え込みが進み、学校のイチョウも黄色く色づいていきました。
▼10月7日
▼10月31日
▼11月12日
▼11月18日
▼そして昨日、11月21日
朝、1年生教室からゆったりとしたテンポに乗って明るい子供たちの歌声が響いてきます。
♪「ゆうやけこやけの赤とんぼ おわれてみたのはいつの日か」
今月の歌(11月)は童謡『あかとんぼ』です。
▼寒くなってきた11月にもなるとひなたぼっこしたくなるのでしょう
11月22日は二十四節気「小雪(しょうせつ)」
雪が降りはじめる頃。北国や山沿いでは雪が降り始める頃。山林の木々も葉を紅葉の見ごろを過ぎ、葉を落とし、柑橘類は黄色く色づき始めてくる頃です。空気がだんだんと冷たく感じ、冬本番へと進んでいきます。先日、11月20日(水)は今季一番の冷え込みで最高気温がなんと9度でした。
冬の空に光る月は寒々しく、「モチモチの木」を思わせます。
写真のコントラストがはっきりするように加工してみると...絵本「モチモチの木」と似たような画像になります。
11月8日二十四節気「立冬」七十二候初候である「山茶始開(つばきはじめてひらく)」の「山茶」は「つばき」と詠ませていますが、これは「サザンカ(山茶花)」がツバキ科であり、ツバキ科の中で最初に咲く花だからだそうです。サザンカは冬の始まりの時期の代表的な花です。今日のブログ記事後半で取り上げる童謡「たきび」の歌詞にも登場します。♪さざんか さざんか 咲いた道 たきびだ たきびだ おちばたき~
山茶花(サザンカ)と椿(ツバキ)の違いは何か調べると、サザンカは冬(11月~1月にかけて)咲く花、ツバキは(12月~3月にかけて)春咲く花で、サザンカはツバキと比較すると一回り小さいです。
間もなく12月を迎えますが、来月6年生は校外学習で佐倉市にある国立歴史民俗博物館を見学予定です。その附属施設の「くらしの植物苑」では、特別企画・季節の伝統植物シリーズとして秋の「伝統の菊」に続き、冬は「サザンカ」が見頃となります。https://www.rekihaku.ac.jp/event/2024_plant_kikaku_sazanka.html
かきねのかきねの曲がり角 たきびだたきびだ落ち葉たき で有名な童謡『たきび』(巽聖歌:作詞、渡辺茂:作曲1941年(昭和16年)発表)戦後から平成時代まで長いこと1年生の教科書にも掲載されてきた曲です。この歌の発祥の地はなんと東京・中野です。作曲者がこの屋敷の付近を散歩中に歌詞を思いついたと言われています。以下の写真は、当時勤めていた学校の今月の歌(10月)で「たきび」を歌っていたときに子供たちが歌う声がこの歌の情景にピッタリで、日に日にこの歌の舞台となった場所を再び訪れたい気持ちが高まり「たきび」発祥の地を実際に訪れたときの写真です(笑)。
▼童謡『たき火』発祥の地(昨年10月撮影)
最近では都市部だけでなく、郊外や農村地帯でも環境や近隣の住宅に配慮してたき火や野焼きなどができなくなり昔のような光景を見られなくなりました。うっかりしようものなら火事と思われて通報されてしまう時代です。(この時期になると、町の防災無線でも野焼きが禁止されていることを放送しています。)
今はすっかり都心の住宅密集地の中の一角に残された(「中野区認定観光資源」に認定されている)場所となりましたが、この一角だけは、竹の垣根とけやきの大木に囲まれた趣ある場所です。角を曲がると本当に子供たちがたき火をしているのではないかと錯覚させるようなタイムスリップしたかのような場所です。訪れた日は小雨降る朝でしたが、すれ違う車や人もほとんどなく、静かな場所でした。みなさんもぜひ、童謡『たきび』を歌いながら、もしくはスマホなどで音楽を流してBGMとしながらこの写真をごらんになってみてください。どうですか?なんだか垣根を曲がるとたき火をしている子供たちがいそうな雰囲気がしませんか?