校長ブログNo231運転者も歩行者もゼブラ・ストップ
11月14日(木)千葉県知事熊谷俊人氏のX(旧Twitter)に、次のようなコメントがポストされていました。
「運転時、横断歩道で歩行者が横断しようとしている際、一時停止されていますか?今年のJAF調査では千葉県の一時停止率は46.8%で全国30位(全国平均53.0%)。前年31.9%で全国37位(全国平均45.1%)なので、全国と比べるとまだまだですが、改善は進んできています。」
https://jaf.or.jp/common/safety-drive/library/survey-report/2024-crosswalk
(関連記事:過去ブログNo223(11月13日号)停まってくれた自動車のドライバーさんへ挨拶する心がけを。)
https://schit.net/yokoshibahikari/shirahamasho/blogs/blog_entries/view/37/
▼本校の登下校風景(木戸交差点付近)朝の登校時は、通勤通学の車がかなりの速度で往来します。
信号機のない横断歩道では児童が横断歩道に近づくと、警戒して安全のために一時停止してくださる車が多く、ありがたいです。また、毎日、交通安全パトロール隊の方のご協力により児童の登下校を見守っていただきながら、長距離におよぶ登下校の安全が守られていることにも感謝です。
(資料用画像のため春夏の風景ですが、今週からずいぶん寒くなり、ジャンパーやパーカーなど上着を着用してくる児童も増えました。ポケットに手を入れたまま歩くと転倒したときに手をつくことができず危険です。手袋を着用するとよいでしょう。また、上着のフードをかぶると音が聞こえにくくなります。安全面から防寒着の着用の仕方についても指導していきます。)
さて、横断歩道の一時停止率全国1位は長野県の87.0%です。
一昨年の夏、私が長野県を訪れたときのことです。街中の移動の小回りがきくレンタサイクルしたときに不思議に思った出来事があります。それは、横断歩道を渡ろうとするとほとんどの自動車が停まってくれるのです。横断歩道に近づき、左右の安全確認をしながら車の方を見ると、ドライバーさんと目が合い、必ずと言っていいほど一時停止してくれるのです。停止してくれる車が多くてこちらも安心して渡ることができたのですが、帰ってきてから調べたら、案の定、JAFが毎年実施している本調査の結果を知り、長野県の一時停止率は非常に高く、なるほどと納得したのです。
改めて千葉県・千葉県警察が強化しているキャンペーンをご紹介します。この活動は、横断歩道等における歩行者等の優先義務を運転者に徹底し、横断歩道上における歩行者等の保護を強化する事を目的に実施するもので、横断歩道の和製英語であるゼブラゾーンの「ゼブラ」にかけて、「前方」・「ブレーキ」・「ライト」をドライバーに強く意識させ、横断歩道手前での確実な「ストップ(一時停止)」を徹底することにより、交通事故を「ストップ」させるものです。
https://www.police.pref.chiba.jp/kotsusomuka/traffic-safety_revision-zebra_stop.html
自動車が横断しようとする歩行者がいる場合、横断歩道で一時停止する「ゼブラ・ストップ」は千葉県警察でも啓発運動を強化していますが、より安全・安心な交通環境であってほしいものです。
横断する歩行者がいたら、「ストップ」し、交通事故を「ストップ」しましょう。