校長ブログNo206 読書の秋
たいへん残念なことに、子供にも大人にも大人気の作家である児童文学作家の中川李枝子さんが10月14日にご逝去されました。中川さんは本を書くほかに、大人気のジブリアニメ『となりのトトロ』の主題歌「さんぽ」の作詞も手がけています。
▼横芝光町図書館に本を借りに行ったら、「追悼 中川李枝子さん」特設コーナーがありました。
『ぐりとぐらの12つき』の10月の場面は、森へ散歩をしに出かける場面で、野原で本を読んでいる様子が描かれています。
今日10月27日は『読書の日』。10月27日~11月9日は「読書週間」です。1974年(昭和49年)に制定されました。読書週間のねらいは、戦後、文化の再建や教育の重要性を広めるため「読書の力で平和な文化国家を創る」ことを目的としています。
以下、「2024年第78回読書週間の概要」についてです。(読書推進運動協議会HPより引用)
http://www.dokusyo.or.jp/jigyo/jigyo.htm
終戦の2年後の1947(昭和22)年、まだ戦争の傷あとが日本中のあちこちに残っているとき、「読書の力によって、平和な文化国家を創ろう」と、出版社・取次会社・書店と図書館が力をあわせ、そして新聞や放送のマスコミも一緒になり、第1回「読書週間」が開かれました。
第1回「読書週間」は11月17日から23日でした。これはアメリカの「チルドレンズ・ブック・ウィーク」が11月16日から1週間であるのにならったものです。各地で講演会や本に関する展示会が開かれたり、読書運動を紹介する番組が作られました。いまの10月27日から11月9日(文化の日をはさんで2週間)になったのは、第2回からです。
それから約80年、「読書週間」は日本中に広がり、日本は世界のなかでも特に「本を読む国民」の国となりました。
今年の「読書週間」が、みなさん一人ひとりに読書のすばらしさを知ってもらうきっかけとなることを願っています。
【読書週間マークについて】その昔、ギリシャ神話の世界で「ふくろう」は、学問・技芸・知恵を司る美貌の女神アテナの使者であり、また、代表的なポリスで文化の中心地アテナイ(アテネ)の聖鳥でもありました。古代のギリシャ人たちは、賢そうな丸い目ですまし顔の「ふくろう」を知恵の象徴として大切にしたといいます。森の奥ふかく、静かに瞑想にふけるこの「ふくろう」の姿こそ、読書週間のシンボルマークとしてもっともふさわしいものと考え、読進協では長い間使用してきました。
▼横芝光町図書館から各学年へ図書の書籍が配本されます。
1か月ごとに新しい配本の書籍と交換になります。
▼こちらは学校の図書室入口にある図書の掲示物です。いつも季節に応じた掲示物が飾られ、季節感あふれる図書室になっています。
そして...
東階段2階を上ったところの壁面には「読書賞の大きな木」があります。
本を読んだ冊数により花の色が異なり、重ねて貼っていきます。10月22日(火)の時点で、1年生は全員20冊学校の図書館で本を借りたので白い花が満開になりました。また、2年生も10冊以上借りています。中学年高学年になるにつれ、借りる本の冊数も増えていきます。多い子は、30冊以上も読んでいることがわかりますが、なんと!もうすぐ100冊に到達する2年生や6年生児童もいます。3年生も国語や総合的な学習の時間の授業で使用する図書をよく活用しています。これからも学校や町の図書館を利用してさまざまな本に親しんでいけるようになるといいですね。
図書室での様子
横芝光町図書館のエントランスにはハロウィンのディスプレイが飾られていました。
開館30周年記念図書館まつりが11月9日(土)・10日(日)と開催される予定です。
https://www.library.yokoshibahikari.chiba.jp/pdf/ibennto/tosyokanmaturiR6.pdf