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校長ブログNo5 季節の移り変わりを体で感じる楽しさ

学校の桜も咲き終わり、葉桜の季節になりました。今日は午前中を中心に雨が降りました。朝、換気のために校長室の窓を一部開けたまま教室の授業の様子を見て戻ってきたら、部屋に雨が降りこんでおり慌てて窓を閉めました。ビシャビシャで失敗!しっかりと降った雨も昼前には上がり、昼休みは子供たちも外で遊ぶことができました。よかった!!

さて、横芝光町には、気象庁のアメダス(AMeDAS:「Automated Meteorological Data Acquisition System」の略。「地域気象観測システム」)があります。名称は「横芝光地域気象観測所(アメダス)」(横芝光町宮川2381 光小学校そば)天気予報で横芝の気象情報がピンポイントで報道されるときがありますよね。それはこの観測所の記録がもとになっているのです。ということで、今日は季節の話をお届けします。

今の時期は2月4日の「立春」から5月5日の「立夏」の間にあたり、新緑が美しい時期です。4月8日(着任式・始業式の日)は、鶯(ウグイス)の美しい鳴き声が体育館まで届き、気持ちがよかったです。最近は、学校周辺の田んぼから蛙(カエル)の鳴き声が心地よく聞こえます。農耕民族の日本人には中国から伝わった季節の分け方として、「四季」の他に「二十四節気(にじゅうしせっき)・七十二候(しちじゅうにこう)」という考え方が古くからあります。今の時期は、二十四節気では4月19日の「穀雨(こくう)」地上の穀物に、たっぷりと水分と栄養がため込まれ元気に育つよう、天からの贈り物でもある恵みの雨がしっとりと降り注いでいる頃です。また、七十二候では「葭始生(あしはじめてしょうず)」。水辺の葭が芽吹き始め、野山の植物が緑一色に輝き始める頃です。葭は、すだれや屋根など私たちの生活を手助けしてくれます。先週水曜日(4月17日)のこと、この日は午後から雨の予報でした。傘を手に登校した児童たち。保護者の皆様がしっかりと見てくださっているなと感じ入りました。祈りが通じたのか下校時に雨が降らずに済みました。しかし、県内では、児童の下校時間帯、下校時刻を遅らせるほどの大雨が降った地域もあったそうです。激しい雨が上がった空には虹が!七十二候では4月14日から4月18日までが「虹始見る」(にじはじめてあらわる)」とあり、空気が潤い、これからの時期虹が見られることが多くなる季節とのことです。日常生活と結びつけて考えてみると今まで以上に季節をより身近に感じられる気がします。

児童下校前に玄関に出たところ、思わぬお客様が...カタツムリです。久しぶりに見ました。苔をおいしそうに食べていたのでしょうか。うっかり踏んでは大変と、ツツジの植え込みの方へと移動しました。学校付近の畑で育つ「ひかりねぎ」も明るい新緑とのコントラストがとても美しいです。