校長ブログNo201 ちいさい秋みつけた
♪「ススキの中の子1、2の3人~ はぜつりしてる子 3、4の5人」で始まる童謡『秋の子』(作詞:サトーハチロー 作曲:末広恭雄)この曲は童謡ですが、ゆったりとした秋の時間の中にも、今とは全く時代が異なる戦後間もない日本の社会の様子が歌詞から読み取れます。廊下に掲示してある児童の俳句にも次のような俳句が目にとまりました。
夕焼けの 栗山川で ハゼつりだ
美しい自然の栗山川流域で季節を感じながら育つ子供たち。恵まれているなと思います。自然が豊かでなければなかなかこのような俳句を詠むことはできないでしょう。10年くらい前まで、この『秋の子』は今月の歌でも歌っていましたが、時代と共に歌集『みんなの歌』からも姿を消し、歌う機会も少なくなりました。歌詞の中には「すすき」「はぜつり」の他、「やき栗」「椿」「柿の実」「こおろぎ」など秋にまつわる言葉がいろいろと出てきます。
同じ、サトーハチローさんが作詞した曲で有名な「ちいさい秋みつけた」があります。みなさんはどんな「ちいさい秋」を見つけたでしょうか。私は、「サンマ」です。特に昨年は不漁であり価格も高騰したため1回しか食べる機会がありませんでした。いくぶん回復傾向の今年は、これが最初で最後になりませんようにと初物の「サンマ」を感謝しながらいただきました。
花が咲き終わり1か月が経ち、完全に乾燥したヒマワリの種取りをしました。ちいさい秋を見つけた5年生の俳句です。白浜小の子供たちは秋の季節の中でどのように季節を受け止めているのでしょう。五感を働かせて作った俳句がいいですね。みなさんも似たような経験がおありでは?
秋の代表的な花であるコスモスは至る所で見られ、鮮やかな色が美しいです。1・2年生が栽培しているサツマイモ畑の草取りをしています。芋掘りは11月上旬の予定です。