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校長ブログNo233-1勤労感謝の日に

11月18日(月)2年生の「まちたんけん②」(関・白磯・尾垂方面)

学校から町特産のネギ畑を見ながら海岸方面へ向かって20分程度歩くと、県道(九十九里ビーチライン)にたどり着きます。道路を横断すると、白浜(九十九里浜)の潮騒が聞こえ、潮の香りが漂ってきます。

最初に訪れたのは「民宿 山柄荘」様です。民宿の塀沿いにサザエの貝殻が並んでいて、海にやってきたなあと感じます。スポーツチーム(小学生から社会人までの野球やサッカーなど)を対象とした合宿用の民宿です。

私たちの到着を外で待っていてくださいました。玄関からおじゃまし、大広間に上がりました。その広さに子供たちの目もまんまるです。壁には船の櫂(オール)が飾られ、囲炉裏(いろり)もあり、風情を感じるすてきなつくりでした。また、海岸に流れ着いた流木を使ったおしゃれなインテリアです。普段目にすることのないものに興味津々。ようやく落ち着いたところでインタビュー開始です。

ご家族を中心に経営され、お客さんの案内、そうじ、洗濯、グラウンド整備など大忙しです。早いときは朝5時から朝食の支度にとりかかり、最終入浴の夜10時過ぎにお客さんが部屋へ戻ってから片付けに入り1日の仕事が終わります。

仕事をしていて楽しいことや大変なことについては、料理が「おいしい!!」とたくさん食べてくれたときや、「ありがとうございます。」とお礼を言われたときはとてもうれしいそうです。1回のお客さんがだいたい2~3泊するので年間1、000人以上の利用。グラウンド利用だけでも年間数千人のお客さんが利用します。大変なのは、年間を通じて数千人もの宿泊客が利用するため、大きな団体客が入ると人数をこなさなければならないので大忙しとのことでした。ちなみにスポーツ合宿用の民宿なので、食事は塩分補給のために濃いめの味付け(笑)だそうです。

使用した布団の片付けなどは宿泊客にお願いすることもありますが、使用した広い部屋の掃除はたいへんだそうです。また、提供する食事にも衛生面で気を遣い、宿泊するお客様が気持ちよく泊まれるように努力や工夫をされていることがわかりました。

つぎに訪れたのは、「橋村商店」様です。

こちらも、私たちの到着をお仕事のかたわら、窓からまだかまだかと待ちわび、外に出てお迎えしてくださいました。肉の加工を主な仕事として、スーパーマーケットや店舗への卸売やトラックでの配達の仕事をしています。すてきなデザイン風の社屋はコンパクトにまとめられていました。7時~18時と長時間にわたる作業を交代制で行っているそうです。直接店にお店に購入される方もいるそうです。

焼き肉が大好きな子供たちは多いですが、肉を加工している場面をふだんなかなか目にすることはできません。さっそく、見学用の白衣と帽子をかぶり加工や冷蔵の様子を見学しにいきました。髪の毛が落ちないように不織布の帽子をいただき長靴に履き替えて整列しました。最初の関所は、汚れやほこりを持ち込まないように「エアシャワー」でほこりを取り除きます。キャッキャ言いながら外部のほこりを取り払うと次の部屋にはたくさんの方が働いていました。奥には冷凍庫がいくつもあり、氷点下で貯蔵されている部屋の見学もできました。

鶏・豚・牛などの肉を主に扱うのですが、ものすごい数の種類があることを知りました。加工している部屋でその様子を見させていただきましたがこれはほんの一部だそうです。貯蔵庫では、冷凍保存しながら新鮮さを保っています。見上げるほどの広さの貯蔵庫には、1頭の動物からたくさんの種類の肉が加工され保管されているのだなと思いました。人気のある牛肉のヒレはキロあたり1万円もする高価なお肉です。食品を扱うのでなによりも衛生面と安全に作業できることを大切にしながらお仕事をされているとのことでした。また、ナイフやスライサーなど機械を使用するため、事故が起きないよう、安全・安心して作業を行うことに注意をはらっていると真剣な表情でお話してくださいました。仕事をされていて大変なことは冷蔵・冷凍室が寒いことで、やはりお客さんに「おいしかったです。」「ありがとうございます。」と言われることがいちばんうれしいとおっしゃっていました。 

さて、前回のまちたんけんも含めて、今回のまちたんけんでも、お仕事をされている民宿や食肉加工などお店ではたらく人たちの見学を行いました。まちたんけんを通して共通するものは、お仕事をされている方の現場を見学させていただいたことです。私たちの学校のすぐ近くには、けっして数は多くないですが、いろいろなお仕事をされている方のお店や施設がありました。たいへんお忙しい中にもかかわらず、日々いろいろなご苦労がある中にも笑顔でお話しされる姿が印象的でした。また、お話の内容も、子供たちにわかりやすく、さまざまな気づきを与えてくださいました。どうもありがとうございました。

ということで... 

今日は祝日「勤労感謝の日」です。

(「あしたの暮らしをわかりやすく 政府広報オンライン」より引用)

勤労感謝の日 (11月23日)勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう。

「勤労感謝の日」は、昭和23年の祝日法の制定当初から設けられている国民の祝日です。
祝日法の制定前、11月23日は、祭日の「新嘗祭(にいなめさい)」として休日とされており、国民の生活の中でも、新穀に感謝する日でした。「勤労感謝の日」は、いにしえからの収穫感謝の風習を生かしつつ、新しく設けられた感謝の日であるといえます。

祝日法の制定時の資料では、この「感謝」について、「国民が毎日生活を続けていられるのは、お互いがお互いを助け合っているからである。従って、ここにいう感謝というのは、すべての人がすべての生産とすべての働きとに感謝し合うのでなければならない。この感謝の心もちは、今日のような世相のけわしいときには最も必要なものであるが、世の中が落ち着いたときにも常に大切なものである」と説明されています。

【給食センター栄養士さんによる勤労感謝の日の話】(過去ブログNo215(11月5日付)再掲)

11月23日(土)は勤労感謝の日です。わたしたちが毎日食べている給食はいろいろな人たちが働いていることでできあがっています。さて、どんな人たちがいるか、みなさんも一緒に考えてみましょう。米や野菜などの農作物を育てる人、豚や鶏などを育てる人、魚をとる人、野菜や肉、魚などを選ぶ人、お店で販売する人、献立を考える栄養士、給食を作る調理員さん、給食を学校へ届けてくれる運転手さんなど、多くの人たちがかかわっています。

また、私たちが食べている食べ物も、元は生き物です。米や野菜、肉や魚など多くの生き物たちの命をいただいて、私たちは健康な体をつくり、生きていくためのエネルギーを得ることができます。このように、生き物や多くの人のおかげで、毎日、食事ができることに感謝をしましょう。そして、食べ残しをしないようにし、心を込めて「いただきます」「ごちそうさま」の挨拶をしましょう。

町内産コシヒカリを給食用に寄附(広報よこしばひかり10月号で紹介)
 今年も、町農業振興会営農集団部会から、新米の町内産コシヒカリ3俵(1日使用量相当分)
が寄附されました。新米は学校給食で提供され、児童や生徒が味わいました。 農業後継者が少なくなるなど、お米づくりも大変になっています。新米を食べた子ども達から、将来、農業の担い手が誕生することを部会のみなさんも楽しみにしています。

水稲新品種「粒すけ」を給食用に寄附(広報よこしばひかり11月号で紹介)
 10月8日、ちばみどり農業協同組合から、学校給食用として水稲新品種「粒すけ」300キロの寄附が寄せられました。
この「粒すけ」は、千葉県が13年かけて開発した新品種で、茎が短く長雨や強風でも倒れにくく、多くの収穫量が見込めるお米で、大粒で食感が良いことが特徴です。10月15日と10月17日の学校給食に提供され、おいしくいただきました。

いつも私たちのためにありがとうございます!!

これからもよろしくお願いいたします!!