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R6 体力向上ブログ
NO.9 なわとびで体力向上!!
3学期の体育行事は、なわとび記録会です。
今回は『なわとびで体力向上!なわとびがもたらす運動効果!』を紹介します。
1 持久力の向上
持久力というと、ランニングなどを考えがちですが、縄跳びをすることも、持久力の育成に、大きな効果があります。縄跳びというのは、ボール遊びなどとは違い、常に自分1人で続ける運動です。しかも、跳び続ける場合には、途中で小休止ははさみません。一定のペースを守り、身体を動かし続ける必要があります。この点が、ランニングと似ています。1分間縄跳びを休まず跳ぶだけでも、かなりの持久力アップにつながると言われています。
2 筋力のアップ
縄跳びは、子どもの筋力アップにも、大きな効果があります。
最近、外遊びの減少で、簡単な運動ができない子どもが増えていますが、運動ができない要因として、下半身の筋力不足があげられます。走ったりする機会が少ないと、下半身の筋力が不足し、体幹も弱くなります。縄跳びをすることで、少ないスペースで、かつ効率的に、下半身の筋力を鍛えることができます。
3 リズム感の獲得
縄跳びをうまく跳ぶには、一定のペースで、縄を回し、足を動かす必要があり、そのためには、リズム感の獲得が必須です。縄跳びをうまく跳ぶことのできない子どものほとんどが、リズム感に問題があると言われています。逆に言えば、リズム感さえ鍛えれば、縄跳びをうまく跳ぶことができます。そして、跳べば跳ぶほど、このリズム感は鍛えられます。
4 身長が伸びる
縄跳びをただやり続けたからといって、劇的に身長が伸びるわけではありませんが、一定の効果は期待できます。大人でも、縄跳びをすると背が伸びるといわれるくらいですから、子どもにとってはその効果はなおさら大きいでしょう。背を伸ばすには、骨に適度な刺激を与えることが大切と言われています。ですから、ジャンプすることの多い、バレーやバスケをすることで、身長が大きく伸びる子どもがいるというわけです。これは縄跳びでも同様で、縄を跳ぶ際に、足の膝の骨が刺激されることで、身長の伸びがよくなると言われています。しかしながら、縄跳びはジャンプの動きしかありませんので、縄跳び以外に他の運動を取り入れると、より効果的かと思われます。縄跳びにプラスして、栄養面でサポートすることで身長をぐんぐん伸ばすことができます。
5 集中力の向上
縄跳びは、一度跳ぶだけで終わりではなく、何度も何度も縄を回し、継続して多くの回数を跳ぶ必要があります。縄に足をとられることなく跳ぶためには、縄を跳ぶことに集中させる必要があります。回数を重ねれば重ねるほど、疲労がたまるため、集中が乱れやすくなりますが、そこを乗り越えていくことで、多くの回数を跳ぶことができます。このようなことの繰り返しが、結果的に集中力の向上につながります。
6 忍耐力の向上
縄跳びの効果として、忍耐力の向上もあげられます。
多くの回数を絶え間なく跳ぶ必要のある縄跳びは、回数を重ねるにつれて、疲労がたまっていき、もうやめてしまいたい。と思う気持ちになる子どももでてきます。しかしながら、やめたいと思った時にやめてしまっては、大きな縄跳びの記録をつくることはできません。一度跳ぶのやめてしまったら、回数のカウントはそこまでです。自分の記録を更新していくためには、常に前回の自分との戦いです。自分に負けない、跳び続けなければならないという気持ちを縄跳びによってもたせることは、他の場面でも必要となる忍耐力の育成につながります。