活動の様子(H24~H26)

3/11(火)  震災から3年・・・

『ぼくは忘れない』   作:矢板小学校6年 F君


夏休みに訪れた 石巻市

ぼくは いろいろなものをみた

ぼくは忘れない

コンクリートの柱が折れ かべがたおれた 大川小学校

集会所の屋根はほとんどなくなっていた

流された子を思って お母さんたちが植えたひまわりがさいていた

ぼくは忘れない

高台の一階まで津波が来ていた 女川町立病院

病院の前のビルが横だおしになっていた

家はみんな流され 土台だけが残っていた

ぼくは忘れない

火事で焼けてしまった 門脇小学校

6.9メートルの津波の高さをしめす鉄の棒

ボランティアの人たちが植えた花だんがあった

ぼくは忘れない

プレハブの建物でおみやげを売っているおばさんたち

仮設住宅で人形を作っていた人々

津浪で被害を受けた 石の森まんが館のスタッフ

みんなふっこうに役立てようと努力していた

ぼくは忘れない

ぼくにできることは 被災した人たちを忘れないことだけだから




本日3月11日は、3年前に「東日本大震災」が起こった日。

矢板小学校では、午後2時46分のサイレンの合図とともに、被災により亡くなった方への追悼の意を表して、全クラスで黙祷を捧げました。

早いもので、あれから3年の月日が経過しました。




矢板市内でも、住宅の瓦がはがれたり、大谷石のブロック塀が落下したり、住宅が全壊・半壊したりと、震災は大きな爪痕を残しました。



矢板小学校でも、教室の様々な物が落下したり、虹の架け橋の連結部分が歪んで通行禁止になったりもしました。

断水が続き、矢板小学校の校庭の給水車には、水を得るために住民の長蛇の列…。

停電により、暗闇の中で過ごした不安な夜・・・。

その後も続く、計画停電・・・。

ガソリンスタンド前にできた車の大渋滞・・・。

原発事故による放射能の問題・・・。

大地震は、日本社会にたくさんの難題を引き起こし、私達の生活を苦しめました。

災害は、いつ起こるか分かりません。

そのいつ起こるか分からない災害に備えて、子ども達には日ごろから「防災」に対する正しい知識と、的確に状況を判断し主体的に行動できる「防災対応能力」を育てていきたいと思います。

被災地域の方々のためにも、「震災は今も続いている。」「風化させない」「復興のために・・・」という意識をこれからも持ち続けたいものです。