矢板小学校「よい子のきまり」 ~時計を見て行動し、時間を守ろう~
校庭で元気に遊んでいた子ども達が、時計を見て波が引くように徐々に教室に戻っていく・・・
学校ではおなじみの「♪キーン、コーン、カーン、コーン…」のチャイムは鳴らずに、静かに休み時間が終わる・・・。
二年前から「ノーチャイム制」を実施した矢板小学校ではおなじみの光景です。
学校のチャイムが突然故障して、チャイムの鳴らない生活を余儀なくされた矢板小学校の子ども達。
当初は授業に遅れる子もいましたが、数日もすると、みんな時計を見て自分で判断し自主的に次の活動に移れるようになりました。
時計の読めない1年生も、「とけいのすうじが○になったらもどる」という担任の先生との約束を守って行動できていました。
チャイムの故障は無事直りましたが、「子ども達が時間をきちんと守れるのであればこのまま『ノーチャイム制』を導入してみてもいいのでは?」との判断により、矢板小学校では現在も「ノーチャイム制」を導入しています。
「時計を見て時間を管理する習慣をつけさせ、自主性を養うこと」が、ノーチャイム制導入の目的。
5年生の臨海自然教室や6年生の修学旅行において、多くの子ども達が時計を見て自分で判断し行動できたり、他の学年においても、次の授業の用意をしてから休み時間にする子ども達が増えたりなど、一定の成果が表れています。
自分で自由に使える時間が増える夏休み。
ぼーっとしていると、あっという間に時間は過ぎていきます。
早いものであと二日で、7月が終了。
明後日からは、いよいよ8月に入ります。
ご家庭においても、「早ね、早起き、朝ごはん」を心がけて、夏休み中、有意義な時間の使い方を子ども達ができるようお願いします!