日誌

教育長とお話をする会

 1月21日(木)2・3校時 学年毎に「教育長とお話をする会」がありました。これは、保護者の皆様宛文書「矢板市川崎小学校の適正配置について」(令和3年1月4日付矢教第404号)でお知らせがあった事項です。順番に1年生の教室から6年生教室へ、矢板市教育委員会 村上雅之教育長が訪問し、子供たちに丁寧にお話をされました。「147年の伝統ある川崎小学校は、令和5年4月に矢板小学校と一つになること。」「学校の規模が大きくなると友達も増え、いろいろな人がいて高め合う(切磋琢磨し合う)ことができること。クラス替えがあったりして人との触れ合いも多くなりコミュニケーション能力も高まること。」「学校を一つにすることで教育環境や施設に係るお金をまとめて効率的に活用できること。」「2年間の準備期間で矢板小学校の児童とどの学年も交流会をもって親睦を深めていくこと。」「お家の人との話合いで東小学校に行ってもよいこと。学校を選べること。」などを学年の発達の段階に合わせて分かりやすく話されました。

 子供たちからは、「ゆきちゃん(川崎小学校のウサギ)はどうなるんですか?」「どうして矢板市は、タブレットが一番先に使えるようになったのですか?」「川小の伝統行事(田植え・稲刈り・川小まつり等)は、矢板小学校に行ったらどうなるのですか?」「川崎小学校の校舎は、令和5年度からどのように利用するのですか?」「矢板小学校との交流会はどんなイベントをするのですか?」「来年度や再来年度の入学生はどのように学校を決めるのですか?」と純粋で素朴な質問がたくさん出ました。教育長は、それに一つ一つ丁寧にお応えくださり、子供たちも「分かりました。ありがとうございました。」と返しました。

 また、6年生からは、「母校がなくなるのは寂しいけれど、下級生が大きな学校に行き友達も増え競い合うことができるのは良いことだと思います。そこで良い学校、良い社会(矢板市)をつくっていけばいいと思います。僕たちも川崎小学校の卒業生として誇りをもって中学校に行きたいです。」「川崎小学校がなくなることは寂しいけれど、下級生が大きな学校に行って友達も増え、僕たちが小学校で経験したことのないクラス替えを経験できることはいいことだと思います。いろいろな友達ができると思います。」「僕たちの後輩が、友達も増え、他のクラスの友達とも仲良くできる機会ができるということはいいことだと思います。けれど、川崎小学校だからできたことがたくさんあり、先生方にもよく見てもらいました。小さい学校だからできたことを、大きな学校でもできるようにしていってもらえたらいいなと思います。」「川崎小学校は、エアコンが整備され、大型テレビや放送の設備もあり、ネット回線も整っています。そんな川崎小を別な施設に活用していけたらいいと思います。タイムカプセルのことが心配です。」などの思いをお伝えしました。

 校長・教頭が、それぞれの学級での「教育長とお話をする会」に担任と一緒に参加させてもらいましたが、子供たちが真剣に教育長の話を聞いている様子や自分の考えをしっかり発言している姿に心が熱くなりました。間違いなく124人の子供たちは、学校教育目標「自分らしさを発揮し心豊かにたくましく生きる川崎っ子」に成長しているのだなと感じました。

 

 教育長のお話の中に「切磋琢磨」という言葉がありました。4年生以上のクラスで子供たちに投げかけられました。早速6年生は、辞書で言葉の意味を調べました。5校時の書写の時間に書道の得意な男子児童が筆で書きました。明日、4年生以上の教室に掲示します。

今、自分ができることなすべきことをしっかり行い、一人一人が未来を目指し「切磋琢磨」していきます。

子供たちは大変立派でした。矢板市の未来を拓く子供たちに幸あれ。