新体力テスト
文部科学省では、昭和39年から「体力・運動能力調査」を実施して、国民の体力・運動能力の現状を明らかにし、体育・スポーツ活動の指導と、行政上の基礎資料として広く活用しています。そして、平成11年度からは、国民の体位の変化、スポーツ医・科学の進歩、高齢化の進展等を踏まえ、これまでのテストを全面的に見直して、現状に合ったものにした「新体力テスト」を実施しています。
この結果を全国平均と比較すると、栃木県では、「筋持久力」、「敏しょう性」、「全身持久力」、「走能力」については上位であるが、「筋力」、「投能力」については下位となっています。本校では「投能力」の向上を目指し、ボールを投げる機会を増やせるよう体育主任を中心に取り組んでいます。
本校では、新体力テストを6月1日の1校時から3校時を使い実施しました。体育館で「上体起こし」「反復横跳び」「立ち幅跳び」を、南棟2階で「長座体前屈」を、生活科室で「握力」を測定しました。雨天だったので、校庭で実施する「ソフトボール投げ」と「50m走」は、後日、体育の時間に行います。
全体を2つに分け実施しましたが、6年生は、測定の補助も行っています。また、前半に実施する2年生と後半に実施する1年生にも、6年生が測定会場への引率等で補助をしています。6年生の引率で、児童たちがきちんと一列になって会場を移動する様子は微笑ましいものです。全身の力を込めて握力計を握っている児童の姿を見ると、思わず力が入ってしまいます。
測定を待つ児童が整然としており、落ち着いた雰囲気で行われた新体力テストでした。