日誌

1/8 日光足尾16

 
杉木立の中の石段を登っていきます。奥社(奥宮)は家康公が眠るとされる日光東照宮でもっとも神聖な場所です。

ここは元来、歴代徳川将軍しか立ち入ることが許されなかった場所でもあり、江戸時代であれば我々一般庶民は、けっして立ち入ることができなかった場所になります。
 
しかし1965年(昭和40年)に執り行われた「日光東照宮・三百五十年式年大祭」を記念して、特別に一般公開され現在に至っています。
 
狛犬がいます。拝殿【重要文化財】です。かつては歴代将軍のみしか昇段が許されなかった場所です。
 拝殿は奥の宝塔に眠る「神となった家康公」に祈りを捧げるための場所です。
 
 拝殿を表側から観ると黒漆が基調として塗られ、細部には金の装飾が施され正面には蔀戸(しとみど)が見え、まるで貴族の邸宅を偲ばせます。
家康公の御遺訓です。「人の一生は重荷を負うて 遠き道を行くが如し 急ぐべからず」