3/23 2年生研究授業3
ここで「スーホの白い馬」というお話のあらすじを紹介します。
モンゴルの草原に、スーホという貧しいながらも心優しい少年が住んでいました。ある日、スーホは倒れてもがいていた白い子馬を拾い、その子馬を大事に育てました。
スーホと白馬は朝起きてから、夜眠るまで何をするにもいつも一緒でした。月日が経ち、子馬だった白馬は立派な大人の馬に成長しました。
そんなある日、モンゴルの殿が娘の結婚相手を探すための競馬大会が開かれることになり、スーホも白馬とともに大会に参加しました。
スーホの白馬にかなう馬はおらず、スーホは見事優勝したのです。
しかし、殿は貧しいスーホと娘を結婚させず、スーホに銀貨を渡し、その美しい白馬を奪い取りました。白馬を奪われたスーホは毎日白馬のことを思い出しては悲しみに暮れていました。
その頃殿は、奪った白馬を自慢しようと客人を集めていましたが、白馬もスーホに会あいたいという思いから殿を振り落とし、逃げ出しました。逃げ出した白馬めがけて家来たちが弓矢を撃ったため、白馬の体には何本もの弓矢が射られた状態でスーホの家まで帰ってきました。
スーホに抱きしめられながら、白馬は死んでしまいました。ある晩スーホの夢に白馬が現れ、自分の遺骨を使って楽器を作るように言い、そうすればいつまでもスーホのそばにいられると言い残しました。
スーホは言われた通りに残された白馬の体を使って馬頭琴という楽器を作りました。