日誌

12/30 日光足尾7

 
②幼少期(左写真)
幼少期に、悪いことは見ない、聞かない、言わない。
何でも吸収する幼い時期に子供に悪いことは見させない、聞かせない、言わない。奇麗なものだけを見て素直に育つのが良いということ。
また大人に向けて、人の悪いところばかりを見ない、あえて聞いたりしない、悪口を言ってはいけないという教えでもあるそうです。
③独り立ち(右写真)
ゆっくり腰を落ち着けて、これからの人生を考える。
一人座り込んだ猿の表情がなんとも言えません。しっかりと自分の人生を考え、独り立ちしなければいけないということ。

 
④青年期(左写真)
大きな志を抱いて、天を仰いでいる。
青い雲は「青雲の志」を表しています。「青雲の志」とは、将来立派な人になろうとする心のことで、若いうちは、志を大きく持って高い所を目指しなさいということ。
⑤友情・挫折(右写真)
挫折を知り、崖を覗き込む猿と慰める猿と(右)崖を飛び越えようとする猿
挫折を知り、落ち込んだときに大切なのは慰めてくれる仲間です。仲間がいれば、また立ち上がって崖を飛び越えられる。
人生を生きていく中で、仲間は大切だということ。
 
⑥恋愛(左写真)
座り込み、恋愛に悩む猿。
⑦結婚(右写真)
(右)やがて結婚し、荒波を超えて行こうとする猿。
人生の中で、恋愛に悩む時期は必ず来る。やがて、良い伴侶を得て、結婚。目の前には「人生の荒波」が現れますが、二人で力を合わせれば乗り越えられるということ
 
⑧妊娠
やがて子供ができ、母猿になる。
小猿もやがては母猿になり、親になることで知る喜びや苦悩が分かります。そして生まれる子供も、やがて同じ人生を歩むことになる。
つまり、またストーリーは①に戻り、人の人生が続いていく
こんなお話がこの彫刻に込められているのです。