学校の様子

インフルエンザ対策情報


今年もそろそろインフルエンザの流行シーズンが到来します。
コロナ禍の今シーズン(2020~2021年)は、例年以上に予防対策が重要といわれています。

WHOは8月に、「今年は積極的にインフルエンザの予防接種を受けることを推奨する」という声明を発表しています。
これはインフルエンザと新型コロナウイルスの症状が似ているため、医師の正確な診断が難しく、治療に影響が出る恐れもあるためです。

また、新型コロナウイルスも同じく冬に再度流行する可能性もあり、インフルエンザの予防接種は例年以上に重要になっています。

今冬は例年以上にインフルエンザ予防接種が重要

「予防接種を受けたのにインフルエンザに感染したことがある。」という方もいるかもしれません。それでも予防接種は受けておくことがおすすめです。

厚生労働省のQ&Aにも記載がある通り、インフルエンザワクチンは感染を完全には抑制できませんが、発病を抑えることはできます。
特に効果を発揮するのは「重症化の予防」とされています。

厚生労働省によれば、「65歳以上の高齢者福祉施設に入所している高齢者の45%の発病を阻止し、80%程度の死亡を阻止した」という研究結果もあるようです。

特に高齢者の場合は肺炎などの合併症を引きおこしやすく、死亡率も比較的高いとされています。

また若く健康な方であっても、「インフルエンザ脳症」という合併症を引きおこす可能性もあります。インフルエンザ脳症になると最悪の場合死に至ることもあるため、若いからと油断してはいけません。

2020年初めまでのシーズンでは、インフルエンザの患者数が例年より大幅に減少していました。これは国内で新型コロナウイルスが広がり始めたことで、手洗いうがい消毒といった対策を行ったためだといわれています。

しかし、手洗いやうがいなどで予防ができたといって、予防接種を受けなくていいというわけではありません。感染対策としてどちらも併せて行うことが重要です。

そのため、しっかりと予防接種を受け、「発病」を防止することが大切です。