学校長あいさつ

 新入生118名、教職員は新たに6名を迎え、令和7年度の諏訪中の船出となりました。始業式・入学式・新入生歓迎オリエンテーションでは、生徒たちの頑張る姿、仲間を思いやる様子を見ることができました。挨拶が本校の伝統であると生徒達も自覚していますが、思いやる気持ちの豊かさ、また、何事にも前向きに真摯に取り組むことができるところも、本校の良いところの一つです。今年度も、こういったところを更に向上させていくとともに、それぞれの生徒ごと、また、学級学年ごとには、その個性を伸ばしていって欲しいと願っています。

 さて、本校の教育目標は「意欲・共生・健康」ですが、その中で、今年度は、昨年に引き続いて「共生」に力点をおき、協力・支えあいといった観点に基づきながら、「共感的な人間関係の中で、豊かな人間性を培っていく」取り組みを推進していきます。

 また、教育目標のサブタイトルを「2050年の大人づくりを目指し、グローカルな視野をもち21世紀を切り拓く人を育てる」とし、ESD・SDGsを推進する中で、世界的な視野をもちながらも、多摩市を始め地域に根ざした活動ができる生徒の育成を図っていきます。

  多感な思春期を迎える中学校期における生徒の指導は、学校だけでは、なかなか上手くいかないこともあります。「いじめの未然防止や早期発見」、「不登校の対応」、など、今の時代は、学校と家庭が協力して進めていかなければ解決が困難なことが多くなっています。

 学校と保護者、場合によっては地域の方々や関係する諸機関との連携が極めて重要です。子供たちが悩んだり困ったりしている時に、気軽に相談できる学校、教員集団、家庭、地域でありたいと願っています。これまで同様、引き続きのご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

 最後になりますが、地域との連携・協力という、公立学校のメリットを最大限に生かしながら、今年度も保護者や地域の方々と手を携えて教育活動に取り組んでまいりたいと思います。これからも変わらぬご支援とご協力をよろしくお願いいたします。