学校日記

副校長先生の授業

金曜日、3年生へ副校長先生の授業がありました。
副校長先生の専門である理科から、地球問題を考えました。
東京都の取組みである「Carbon Halfカーボンハーフ」。

カーボンとは何か?炭素が燃焼するという事はどういうことか?炭素の燃焼増加により、地球で何が起こっているのか?温暖化によってどんな変化が起きているのか?
副校長先生はひとつひとつ生徒に問いかけ、積極的に手を挙げる生徒達。

100年前に比べ現在の地球は約0.77度、日本では1.4度上昇している。
微々たる温度かと思うかもしれないが、
100年後、君たちが90歳時点、東京の最高気温は43度、北海道でも40度となる。
そして温暖化は山火事、干ばつ、海水増、台風の勢力増大、ゲリラ豪雨、蚊の北上等々、様々な災害現象を引き起こしている。

それでも、この現象に大きな危機感を持ち、積極的にCO2削減を意識した生活をする日本人はわずか33%。
自分たちがちょっと行動するだけで変わるわけがないと思うだろうか?

日本政府が掲げる脱酸素につながる新しい暮らしの提案『デコ活』のロゴマークは蝶。
それはバタフライ効果、小さな変化が大きな結果につながることを願っている。
(気象学者『ブラジルでの蝶の羽ばたきはテキサスでトルネードを引き起こすか』の講演に由来)日本語で言えば「風が吹けば桶屋が儲かる」

卒業まであと3日。義務教育を終え、一歩一歩社会に責任を持つこととなる三年生達へ、
これからの新しい生活、自分にできる小さなことでも大きな社会改革に変わっていくことを意識し、がんばっていってほしいというメッセージでした。