道徳ノート011 市民社会が成り立つために

011 市民社会が成り立つために

テーマ:法のきまりや意義を考えよう
内容項目:遵法精神、公徳心

【 3学年 】


授業の概要

教材「市民社会が成り立つために」を読んで、法律がなくなったら私たちの社会はどうなってしまうと思うか」をクラス全体で考え、「なんのために法や決まりがあると思うか」をグループで話し合いました。
最後にゲストティーチャー 弁護士であり、元検察官の花見佳澄さんに法律とは何かをお話し頂きました。生徒たちは花見さんの話を真剣に聞き、改めて法の意義を知り、考えを深めたとても有意義な授業となりました。

また、希望者は弁護士バッジを手に取らせていただき、生徒達はその重さなど感じ、法の仕事についても興味を抱いたようです。

教材「市民社会が成り立つために」
中学生の主人公の正明が、法学部の大学生誠治さんとの会話を通して、「法の考え方」「自分の悩み」などを考える。
(本校 三浦摩利指導教諭の自作教材)

ゲストティーチャー 花見佳澄さん(弁護士、元検察官)のお話
「法律って何?」「法律って何のためにあるの?」ということを身近な例を出しながら、とても分かりやすい資料を提示して説明してくださいました。いくつかご紹介します。

例えばこんな日常の一コマでも…

上のように、たくさんの法に守られている。


そして

法律に関しての正しい知識や理解があれば、
・権利や禁止されていること
・法律による救済手段
が分かり自分や親しい人達・社会を守れる

だからこそ法律に関する関心を持とう!
正しい知識や理解を持とう!というメッセージをくださいました。


授業を通して、生徒が気付き考えたこと
・今回の授業で改めて法の存在意義について考えることができた。いつも当たり前のように生活している中にも法がたくさん関わっていて、幸せに生活できているうらには必ず法がかかわっていることを実感できた。改めて法の大切さを知ることができて良かった。もっと日常生活でどんなところに法が関わっているか意識しながら生活していきたい。

・法律は国を治めるため大事なルールであり、私たちの生活を安全に保つものであるから、全員が守ろうという意識があるのだと思った。かつての出来事から作られてきた法律というきまりを守って平和を保っていきたいと思った。

・法律を守ることで周りも守れるんだなと思った。

・改めてルールがある意義をつきつめていくと、集団の方が単独でいるより効率がいいから、ということに気付いた。集団の関係の維持のためにルールがあるのだと思った。

・日常の中で様々な法律と関わっているんだなと思った。知らなかったではすまないから法律はしっかり知っておくべきだと思った。

・自分たちが知らない所で法律に守られているからこそ、自分たちから破るような行為はしたくないなと思った。

・法はたくさんあって難しいイメージだったけど、「法がなかったら」という視点で考えると法の重要性が分かったし、私たちは学校に来るまでの時間だけで、10個以上の法に関わっていることにびっくりした。

 ・法やきまりがなぜあるのか、改めて考えることができました。法がなかったら、自由になりそうですが、危険におびえながら生活するようになり、自由ではなくなってしまうという意見が印象的です。これからも法に対する意識を巡らせながら生活していきたいです。