日々の様子

5年生 竹炭づくり(炭焼き)

今日と明日、5年生は竹炭づくりに取り組んでいます。

本来であれば先週行う予定でしたが、雪だったため1週間延期しました。

竹炭づくりといっても、手でこねて作るのではなく、切り出しておいた竹を蒸し焼きにして炭を作ります。

炭窯を用いるほど本格的ではありませんが、土を掘って簡易窯で炭を作っていきます。

蛇足ですが、本物の炭窯で作ると1週間かかりますが、今回の簡易窯であればほぼ丸1日です。

 

午前中に穴を掘り、ブロックや鉄板で簡易窯を作り、炭にする竹を組んで入れ、土を盛り、煙突を立て、火を付けて行きます。

午前中会議があったので、現地で写真は撮れませんでしたが、手順については、以前のホームページの記事をご覧ください。

2021/12/08  「5年生 竹炭づくりの準備」

2022/01/19  「5年生 森林総研で竹炭づくり」

 

さて、その炭づくりの場所はここ。

そう、学校裏手の桜ヶ丘公園に続いている道の脇にある「森林総合研究所 連光寺実験林」です。

ここはもともと林野庁が管理していましたが、現在はほぼ使われておらず、素敵なロッジなどもあって大変惜しい施設です。

 

午前中に炭焼きのセットは終わり、あとは煙の色を眺めながら、灰にならずに蒸し焼き状態にするために途中で吸気口と排気口をふさぐのみ。

左がまだ火をつけている状況。煙が黄色から青、そして無色となっていけば、吸気口と排気口(煙突)をふさぎます。

右がふさいだ後です。

 

ここは、協力していただいている森林総研や桜が丘公園の方にお願いして、5年生は森林の勉強を進めていきます。

 

 全員集合して、午後プロの説明の後、二手に分かれました。

 

一方のグループは、20年前から協力してくださっているO先生に森の話、森の生き物の話を聞いていきます。

それぞれが工夫して生態を変化させ、命を繋いできた話です。

 

 

しっかりとメモを取っている人もいました。

こういうちょっとした気づきと労力が後になってから知識や認識、感じ方の違いになって表れてくると思います。

みなさん、大丈夫ですか (´▽`) 。

 

もう一方のグループは、ロッジの中で、現在の森と動物についての話です。

外のグループの話と微妙に視点が違っていて面白いです。

 

 

そうこうしているうちに、窯の中の温度はどんどん上がっていき、次々に蓋がされます。

 

掘り出しは、明日午前行います。

どんな炭ができているのか楽しみです。