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うさぎの「しずく」が天に召されました

今朝、3年生で飼育していたうさぎの「しずく」が天に召されてしまいました。

いつものリラックスした寝そべりの姿のままでしたから、静かに最後を迎えたのかと思います。

昨日まではいつもと全く変わらず、子供たちも抱っこしていたり、飼育委員会の子供たちが爪を切ったりもしていたのですが・・・。

しずくの年齢は9歳くらい。人間でいえば80歳以上です。

ケージをみると、今朝のふんはいつもの1/3くらいの大きさでした。

高齢で、内臓をはじめとした様々な力が弱っていたのでしょう。

 

校長室に運び、箱にシーツを敷いて保冷材も置き、そこにしずくを寝かせました。

次々に聞きつけた子供たちがやってきては、撫でてくれました。(そのあとしっかり手洗いもしました)

手紙を書いて入れたり、折り紙の花を入れたり、校庭の花を入れたり、棺はみんなの優しさでいっぱいになりました。

 

 

中休みに全校放送をかけると、最後のお別れに会いに来る子供たちがたくさん。

校長室前に列ができました。

子供たちの優しさを、きっとしずくも嬉しく思ったと思います。

 

「なんで動かないの?」「生き返らないの?」

と、初めて「死」を目の当たりにした子供たちの言葉もありました。

命あるものはいつか必ずその灯が尽きます。

だからこそ今を大切に生きようと思えます。

残酷なようにも思えますが、「死」は生き物にとって避けて通ることはできません。

飼育動物は、かわいがるだけではなく、その生き死にも含めた様子を見て、同じ時を過ごすことそのものが学びになります。

「死」が遠ざけられた現代ではなおさらです。

みんなに撫でられ、みんなに悲しがられ、みんなに送られて、しずくは学校を旅立っていきました。

動物病院に預け、埋葬されることになりました。

老衰とのこと。

 

しずく、ありがとう。

可愛がってくれたみんな、ありがとう。