日誌

6年生 教育実習生 研究授業

6年生に入っている教育実習生も、今日が最終日。

実習の総仕上げとして、研究授業を行いました。

「研究授業」または「授業研究」等、学校発の言葉でよく耳にするかと思いますが、

要するに、子供たちがよくわかる授業にするためにいろいろ授業の工夫をするわけですが、

その工夫が妥当であったのか、を確かめるのが研究授業です。

今回の研究授業は、体育の器械体操、「台上前転」が題材でした。

 

まずは今日の流れの説明。

 

今日の授業のために、もちろんいろいろ工夫をしています。

「台上前転」は、跳び箱台の上で前転をしますから、全転をする高さが高くなります。また、台の幅が狭いですから、心理的にもまっすぐに落ちないように回らないと、、、という焦りにも似たプレッシャーもかかります。

そこで、台上前転のリズムや感覚を体得してもらおうと、台上前転の動きをバラした運動をいくつか用意して体得してもらいます。

 

こちらはグルンとまわる感覚を身に付けさせる運動。

 

 

こちらはタンッと踏み切る勢いを身に付けるための運動。

 

台に手を付けるときの感覚を養う運動。

 

助走を経て飛び上がるときの運動。ケン・ケン・パッ・パッ。

 

 

レベルアップとして、まっすぐに転がったり、実際に台上前転をしてみる運動。

 

 

様々な工夫を凝らして、子供たちが台上前転のコツを掴めるようにしていました。

放課後には参観した先生たちが集まって協議会を行い、よかった面、改善の余地がある面などを話し合いました。

実習生にとっては、長い3週間だったでしょうか、短い3週間だったでしょうか。

「働く」ということは、人生の中でも大きな飛躍となるターニングポイントです。

受け手から仕手に変わる瞬間です。そして、仕手には、責任が伴います。

授業のコツもさることながら、そんな感覚も掴んでくれていたら、実習の甲斐があったというものです。

3週間、ご苦労様でした(^.^)。

この後の教員採用試験、がんばってください!