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6年生 研究授業「未来に優しいエネルギー」
6年生は総合的な学習の時間で「再生可能エネルギー」について学んでいます。
今年も恒例のクリスマス前の聖蹟桜ヶ丘駅前のイルミネーションを行います。
自分たちで発電した再生可能エネルギーをバッテリーに貯めて、その電力でイルミネーションを灯す学習です。
そこに向けて、今は「再生可能エネルギー」とはどんな発電方法なのか、それぞれのメリット・デメリットを調べて仲間と共有しているところです。
今日は校内研究会の研究授業として、校内の教員が授業を参観し、その授業の計画や実施がねらいに適切であったかを検証します。
まずは自分が調べた再生可能エネルギーの発電を、3~4人の小グループで発表し合って共有し、確認します。
太陽光発電、風力発電、水力発電、波力発電、潮力発電等々、数種類の発電方法をそれぞれが発表していきました。
次に、もし多摩市にその発電所を作るとしたら、どの発電所が適切であるかをグループごとに話し合って決め、それをホワイトボードに理由とともに記します。
実際に多摩市の地形を生かした発電を考える場合、単純に、発電量が多いとか、環境にやさしいとか、設備が簡単であるとか、普遍的なメリットだけで判断できるはずもありません。
「多摩市」に住んでいる人として、「多摩市」で発電するとしたら、と考えさせることで再生可能エネルギーを「自分事」として捉えさせる「しかけ」です。
このような「しかけ」を検討し、考案し、実践してみてどうだったのかを検証する、これが研究授業です。
さて、多摩市の地形を生かした発電は何かをそれぞれのグループが発表していきます。
最後に今日の授業のまとめを記します。
この過程を経て、自分が考える多摩市(連光寺)で実践できる再生可能エネルギーを一つ決め、実際に発電する活動に移っていきます。
授業後は、教員による研究協議会を行いました。
研究授業を行うときは、講師の先生を頼んで、今日の授業の講評をしていただくのが常ですが、「総合的な学習の時間」で、ESD(持続可能な社会づくりのための教育)を研究している講師は多くありません。今日の講師は校長です。
発電が「再生可能エネルギー」に大きく舵を切った転換点であった3.11の際の福島第一原子力発電所の事故や現在の福島の状況、多種ある発電の方法の説明をしたあとに、今日の授業の視点を3つ提示してグループ討議をしました。
本校の教員は、グループ討議に慣れていることもあり、「終わりにしてください」と司会が時間を区切っても、なかなか話が途切れません(笑)。
職員室の風通しのよさは、こんなところにも表れていますね。
最後にグループで話し合った内容を発表し、全員で共有していきました。
疑問点には、その場で授業を考えた高学年グループが答えていきました。
このような「生活科、総合的な学習の時間」の校内研究は、かれこれ20年以上続いています。
一般的に小学校での校内研究の教科・領域は、今年は国語にしようとか、算数にしようとか、年度で変わっていくのが多勢なのですが、本校の場合は、ずっと「生活科、総合的な学習の時間」です。
その中で、「持続可能な社会づくり」を実現する人材育成を行っているのです。それは近年ではSDGsにも直結します。
連光寺小の学校としての特色でもあり、強みでもあるのです。
もちろんこの校内研究を変更する予定も皆無です。
★土日祝日、平日夜間に学校への連絡が必要になった場合は、
多摩市庁舎管理室 042-338-6855にご連絡ください。
庁舎管理員が状況を聞き、学校に連絡を取ります。
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