日誌

6年生 「エネこや」来たる!

6年生の「総合的な学習の時間」の授業に「エネこや」さんが今年も来てくださいました。

「エネこや」とは、自然エネルギー(太陽光)をもとに生活することができる小屋の略です。

 

建築士の方々が発起人となり、今回持ってきていただいている「エネこやトレーラーハウス」や実際の家屋を創り、実際暮らしています。

1年間の中で、外部のエネルギーに頼らざるを得ないのは、なんと2日程度だとか。

ソーラーパネルで発電した電気を蓄電池(バッテリー)に充電し、照明や家電、冷暖房までをそのバッテリーで動かすという簡単な仕組みです。現代の技術は、それでも結構賄えるのですね。

よく、化石燃料(石油、石炭、天然ガス等)を使用せずに人間が社会活動を続けるのは無理だという話があります。

しかし一方で、このような発電と蓄電のシステム、プラス、機器の省エネ化で、将来的には化石燃料を使用しなくても事足りるようになる、と計算している学者もいます。

皆さんはどちらを信じますか? 私はもちろん後者です。

たとえば、九州電力管内では、2017年に太陽光発電のみで管内の電気エネルギーをすべて賄える状況にまでなりました。

もちろん曇りや夜間などはできませんが、通常の発電量としてはそこまで自然エネルギーが台頭してきているということです。

秋田と千葉沖には、体規模な洋上風力発電所が建設中です。

私たちの想像以上に、自然エネルギーへのシフトは急ピッチで進んでいるのです。

 

横道にそれました・・・閑話休題。

 

さて、そんなエコなトレーラーハウスを見て、学ぼうというのが授業の趣旨です。

まずは小屋の概要を聞きます。

 

 

その小屋に使われている断熱材やペアガラスの効果を確かめる実験。

 

もちろん先生も興味津々。

 

家庭の電気機器がどれくらい電力を消費するのか、ソーラーパネルがどれくらいの電気をつくれるのかの話と実験。

 

 

そしてエネこやへ。いやぁ、本当に過ごせる書斎のよう。ロフトもあります。

 

 

その後は教室に入って、エコな暮らしをするにはどうするのかをみんなで話し合いました。

 

 

金曜日の総合見学に続き、自分の目と手で自然エネルギー(再生可能エネルギ)を確かめる体験をしました。

後期に自分たちで行う発電実験に活かしてください!

 

今回はエネこやの建築士の皆さんはもちろんのこと、趣旨に賛同した大学生さん(本校出身の方もいました!)たちや、キューピー株式会社の方々もご協力いただきました。

毎年ありがとうございます。改めて感謝申し上げます。