日誌

3年生 図工・鑑賞

朝だけで止むかなと期待していた雨は、昼にかけてまだ結構降り続いています。

雨の少ない今年ですから、お湿りは歓迎なのですが、この季節雨になるとやはり冷えますね・・・。

夏の暑さはどこへ・・・とふと思います。これが人間の感覚の良い加減、いい加減な面で、今年の暑さのきつさを忘れることができるとも言えるし、温暖化への募る危機感が下がってしまう、とも言えます。

 

横道に逸れました・・・m_ _m。

 

3年生の図工を覗いてみました。

ちょうど鑑賞の授業でした。

以前も書いたかと思いますが、図工の3つの活動は、「絵画」「工作」「鑑賞」です。

昔は日本では「鑑賞」にはあまり重きが置かれていませんでしたが、見て習うことも大切なのは百も承知。

また、海外では美術館や博物館の作品や存在が文化として大切にされています。

そんな風土を高める必要があるといった視点もあるでしょう。

授業の中で、徐々に鑑賞にスポットライトが当てられてきました。

 

さて、まず授業の初めに今日の鑑賞の時間の流れの説明があります。

 

各自が鑑賞カードをもって、友達の作品を見て回り、琴線に触れた作品とその理由について記していきます。

 

 

「みんなちがってみんないい」という言葉がありますが、現代っ子はそういう思想でしっかり価値観が育てられてきていますから、よい意味で、友達の意見は参考にせずに自分が良いと思った作品を選んでいました。

様々な視点、観点、背景から作品を見つめるということにもなります。感覚はそれぞれでいいのです。

 

そして、自分の作品の記録と、鑑賞の記録は、図工ファイルに重ねて貼っていって綴じられていきます。

1年間が終われば、自分が今年制作したものを振り返ることができるようになっています。

 

最後に、鑑賞でどの作品が良かったのか、それはどうしてか、を互いに発表し合って共有するとともに、作品を鑑賞する新たな視点ともしました。

 

 

しっかりと取り組んで、自分の感覚に自信?をもって発言していた3年生に感心しました。

50年前!の自分が3年生の頃であったら、こうは書けていないだろうな・・・と思いながら。

ある種、教育の効果ですね。