低学年向けの情報モラルについて

レッドです!暑さもピークを過ぎて涼しくなってきましたが、寒暖の差で体調を崩さないようにご注意くださいませ。

さて、今日は低学年向けの情報モラルについてのお話です。
某小学校にて1年生の先生が行う情報モラル授業に参加させていただきました。
学校の掲示物についての取扱いなどに関する仮想的なお話を読み聞かせた後に、場面場面のポイントをおさえつつ
児童に発言してもらうという内容でしたが、さすがは教育のプロの先生方、理解のさせ方も見せ方もうまいです。
大変勉強になりました!

低学年に情報モラルってどういうのがいいの?と聞かれることがたまにあります。
情報モラルという言葉を、必要以上に硬く考えなくて良いと私は思います。
確かに巷の情報教育関連は、情報社会の倫理だとか、法の遵守など難しい言葉でいろいろ書かれています。
内容もモラルだったり、エチケットだったり、マナーだったり。

でも基本的には道徳で行っている内容と同じだと考えています。
それが【情報】【共有物(掲示物や情報機器)】【情報メディア(テレビ・ゲーム・携帯)】などに絡んでいく事例であって、
低学年ですので絵本や漫画や昔話などを利用したり、自分で創作したりして読み聞かせ授業を行えば、
それが立派な情報モラル教育ではないでしょうか。


ただ「だめだよ!」で済ませるのではなく
◆なにがいけなかったのか
◆どうすればよかったのか
◆相手が、自分以外の人が、それをどう思うか、「自分が相手だったら」どういう気持ちになるか
◆してしまったことに対してどうするか
◆約束や決まり事はなぜあるのか
これを自分で気付かせる、深く考える手助けをする。
結論を言うのではなく、自分で考えさせる、まさに道徳だと思います。


道徳なら先生方の得意分野ですよね!以下に低学年で起こりそうな事例を載せておくので、
参考にしてみてくださいませ。


共有物・配布物の観点
・コンピューター室で走り回って機械を壊した。
・学校の掲示物に良かれと思って絵を書き足し(落書き)をした。
・学校でもらったプリントを丸めたり破いたりしてしまった。


著作権・肖像権の観点
・お友達が描いた絵に良かれと思って書き足し(書き換え)をした。
・書道やお絵描きでうまくかけないからお友達にかいてもらった。
・好きなアニメや芸能人の写真をお母さんに印刷してもらって友達に配った。


個人情報・ネットの危険性・依存症・携帯
・先生の知り合いという人から電話があり、困っているようだからお友達の連絡先や名前を教えた。
・インターネットで面白そうだからうそを書いた。
・ゲームやテレビに夢中で、寝不足になった。
・お母さんの携帯をいじってたらたくさんお金を払うことになっちゃった。


弊社では情報モラル授業も行っています。
「最初授業進め方を見せてもらい、そのあと自分達で行いたい」
「こういう流れで行いたいが参考に話を聞きたい」など、何でもご相談ください!
と、ちゃっかりPRが済んだところで今回は締めくくりたいと思います。
ではまた!