木間ケ瀬中「歳時記」

木間ケ瀬中「歳時記」

9月8日(火)

 さて、以前この場でも話題にしました「全国・学力学習状況調査」について書いてみます。
 この調査は全国の中学3年生が4月に実施した調査で,国語・数学(今年度は理科も)のテストと同時に「学習に関するアンケート」も同時に実施されました。今年度の詳しい分析はまだ途中ですが,本校の生徒は全国・県に比べ,家庭学習の習慣が身についていると言えます。これはここ数年本校で取り組んで生きた「家庭学習の習慣化」への取り組みの成果だと考えられます。
 一般的に家庭学習と学力には相関関係があると言われています。これには様々なことが関係しているのですが,大きな要因の一つに「復習」があげられます。授業の理解を学力として定着させるためには,どうしても復習が必要です。家庭学習なしで授業だけの学習では,目の粗いふるいのようで,取りこぼしも少なくありません。しかしその日の授業内容を家庭学習を活用し振り返る時間を作れれば,更にもう一度ふるいにかける結果となり,理解がより定着した力となるのです。これが「家庭学習と学力には相関関係がある」と言われている大きな要因です。今回の調査の結果では,「家で学校の授業の復習をしていますか?」という質問に対し,本校は「81.6%」の生徒が「している」「どちらかと言えばしている」と肯定的に回答しています。ちなみに県・全国ではほぼ同様で「50%」を少し上回っている結果でした。
 家庭学習のもう一つのポイントは「予習」です。予め翌日の学習内容に目を通すか通さないかで,授業への意欲「食いつき」が全然違います。つまり授業理解の度合いが変わってきます。この予習についての「家で学校の予習をしていますか」という質問へは,否定的な回答が全国・県より低い結果が出ています。これが本校の今後の課題ではないでしょうか。
 家で予習すれば「あ、そうそう昨夜やった」となり,その夜授業のノートを振り返る。そしてそのつながりで予習に入る・・・ このサイクルが大切なポイントです。