木間ケ瀬中「歳時記」

木間ケ瀬中「歳時記」

11月10日(火)

 
 ちょうど「莨葉祭(文化祭)」で盛り上がっていた頃,世間では「ハロウィン」一色といったところでした。ところでハロウィンが日本で広まりはじめたのはいつ頃からでしょうか?そんなに日本では歴史のないハロウィンですが,ここ数年急速に広まった感がしますね。もともとこのハロウィン,キリスト教の収穫を祝い,また収穫をご先祖様に感謝するという「収穫祭」と「日本のお盆」のような催しです。有名なのはカボチャを切り取って作ったあのお面(?)と「トリック オア トリート」と言いながら近所をまわりお菓子をねだる変装した子供たちの姿です。
 このようなハロウィンの断片的な部分だけ日本では盛り上がりを見せているように感じてなりません。そして偏った捉え方が広まりを見せる今年のハロウィンでは,随分と課題も残ってしまったようです。皆さんもニュース等の映像でご覧になったと思いますが,渋谷の交差点に繰り出す変装した人たちの群れ。思い思いの仮装に焦点があたっていましたが,実は人混みに紛れて「ちかん」や「スリ」といった犯罪も起きていたそうです。仮装しての犯罪だけにみんなが疑わしいという計算もされていたのでしょうか。また,家から仮装したままハロウィンパーティーに向かうため,一般の人も随分と迷惑したようです。一例ですが,怪しい服装と怪しいメイクで仮装し手にはおもちゃのチェーンソー。不審者の通報が相次ぎ緊迫して警察が捕らえてみればハロウィンパーティー帰りの若者だったということです。他にも電車の中での異臭騒ぎなども・・・ 子供たちが仮装して「トリック オア トリート」。親しいご近所ならまだしも,マンション内でやたらと「ピンポ~ン」。仕事を終え帰宅した方々が出るまで繰り返し,急用かと思えば見たこともない子供たちが子供たちだけで「トリック オア トリート!」・・・
 まだまだ日本に根付いたとはいえないハロウィンですが,最低限のマナーや常識を守った中で楽しみたいものですね。

11月11日(水)

 
 毎日の業務にプラスして,このHPを更新するというのは慣れない私にとっては意外に大変なものですが,そんなときに助けてくれるのが「記念日」です。世の中には様々な記念日が存在し,調べてみると実に興味深いものです。どうしても話題に困ったときには,この「記念日」を活用させていただいていますが,今日は待ちに待った記念日です。11月11日には実に多くの記念日が存在し,その数は1年365日中NO1でしょう。例えば「世界平和記念日」「土の日」「靴下の日」「鮭の日」「電池の日」「麺の日」「ポッキー・プリッツの日」など紹介しきれません。「1」がきれいに並んでいるということで,学校内を見渡してみましょう。


 これは2年生の自転車置き場です。もともと引いてあった,消えかかった白線をきれいに引き直しました(写真)。するとどうでしょう。改めて指導などしなくても,翌朝からきれいに整然と自転車が整列しているではありませんか(写真右)。自転車のスタンドが白線の上に,そしてハンドルは左向きに・・・ どうでしょう。これって凄くないですか?これを写しながら「この2年生なら大丈夫!」と確信したものです。
11月11日,本校にとっては「自転車置き場の日」とでも言いましょうか。

11月12日(木)

おはようございます。
さて、今日は山梨県に出張です。今日、明日と甲府市内で関東甲信越公立学校教頭会の研修大会です。しっかり研修して、日々の学校運営に生かしたいと思います。
時間があれば、本日記事を更新したいと思います。

11月13日(金)

今日は13日の金曜日。何か不吉な予感がしますね。
冗談はさておき、今日は今話題になっている世界遺産にも登録されている京都の「宇治上神社」について書いてみます。この宇治上神社がなぜ話題なのかと言えば、神社が参拝者向けに作ったA4版の一枚の印刷物が話題になっているのです。そこにはこう書かれています。
「ここは神社です。皆様が心を静めてお参りをするところです。テーマパークでもファミリーレストランでもありません。サービス業ではないのです。『お客様は神様』の自論は適用しません。本当の神さみは目の前においでです。当然不敬な行動は叱ります。親御さんがお子様をしっかり御監督なさってください。お子様を叱るのは親の責任ですし、親が不行き届きで、周りの人に叱っていただいたなら、逆ギレではなく『ありがとうございます』です。自分本位な考えの大人になられないように、正しい教育で共にお子様の健やかな成長を見守りましょう。」
という内容です。
神社には、「当たり前のことまで書かなくてはならないのか…」という反響の言葉が寄せられているそうです。

11月14日(土)

 皆さんは「あおいそら運動」をご存じですか?
 野田市では昭和56年に野田警察署館内少年補導連絡会など13の団体が「こどもを非行から守る明るい町づくり運動」を立ち上げました。その後昭和58年には自治会を中心に「地域とともに育つ子どもたち」をスローガンに「あおいそら運動」が始まり今日に至っています。この「あおいそら運動」の基本理念は、未来を託す子どもたちのために,大人は何をすべきかを考え,ともに手を携えながら,子どもたちのために活動し,郷土愛に満ちた暖かい地域を築こうとする大人の運動であり「大人が変われば子どもも変わる」とした市民運動です。またよく知られていることに「あおいそら五つの約束」があります。
  あ:あいさつをしよう
  お:思いやりの心を育てよう
  い:いけないことをしない勇気を持とう
  そ:そうだんと話し合いの輪を広げよう
  ら:らくなことだけを考えず元気にがんばろう

 その「あおいそら運動」の年に一度の推進大会が,明日「興風会館」にて行われます。その中で,各種表彰がありますが本校からの受賞者を紹介します。

 実践作文(生徒)の部 : 林 知花さん(3年1組)   梶原 康寛くん(1年1組)
 実践作文(PTA)の部 : 金久保 昭男さま(PTA会長)
 善 行 賞   : 丹治 海都くん(1年1組)   江利山 涼翔くん(1年2組) 

 この木間ケ瀬地区で,いや世の中から非行がなくなり郷土愛に満ちた子どもたちが育つように願っています。

11月16日(月)

 早いもので11月も中旬に入り、2015年も残り1ヶ月半となりました。
 さてこの週末は、土曜授業もありましたが多くの対外行事がありました。土曜日にご紹介した「あおいそら運動」の表彰を始め,多くの木間ケ瀬中生の活躍がありました。活躍の詳細は明日のこの場で改めてご紹介します。
 ところで昨日11月15日といえば「七五三」です。午前中あいにくの雨模様でしたが,午後からは七五三を祝うかのような好天になったせいか,街中でも着飾った多くの子供たちの姿を見かけました。しかしこの七五三,意外に深いところまでは知られていませんよね。簡単にご紹介します。
 男の子は数えで3歳と5歳,女の子は3歳と7歳の年に,成長を祝って社寺に参拝することを七五三と呼んでいます。3歳は髪を伸ばす「髪直」,5歳は初めて袴を着ける「袴着」,7歳は本仕立ての着物と丸帯という大人の装いを始める「帯解」という,それぞれを祝う別々の意味合いがあったようです。旧暦の11月といえば,その年の実りを神様に感謝する月であり,旧暦の15日は二十八宿で「何をするにも吉」とされてきた「鬼宿日」に当たることから,このような子供たちの成長を祝うめでたい祝い事をまとめて,11月15日が「七五三」のお祝いに定着したようです。昨日は丁度日曜日でしたが,今日では11月15日にこだわらず,10月から11月の間の休日に行われるようになりました。
 こう書きながら,私も自分の息子・娘の七五三の記念写真を改めて見直したくなりました。そして本人たちにも見せてあげようと思います。「昔は可愛かったのにね・・・」なんて。

11月17日(火)

 昨日お伝えしたように,週末に行われた対外行事ですばらしい活躍をした生徒を紹介します。
<レスリング部>
 千葉県中学校新人レスリング大会
    団体総合:優勝
    42kg級:優勝 小沼 魁成さん(1年3組)   47kg級:優勝 佐々木 風雅さん(2年3組)
    59kg級:4位 細谷  駿さん(2年1組)    85kg級:優勝 佐々木 偉琉さん(2年2組)
 第11回邑楽町少年少女レスリング大会
    47kg級:優勝 佐々木 風雅さん(2年3組)  75kg級:2位 佐々木 偉琉さん(2年2組)

<音楽部>
 千葉県アンサンブルコンテスト東葛予選
    フルート三重奏:金賞  鈴木千紘さん(3年2組) 須原響音さん(2年3組) 田中 摘さん(1年2組)
    打楽器三重奏:銀賞  田中理捺さん(3年3組) 小林克典さん(3年3組) 松本未羽さん(3年2組) 
    管楽・打楽器八重奏:銅賞  石井理名さん(2年1組) 安藤桃花さん(2年3組) 武田莉奈さん(2年2組)
                       黒尾丸渚さん(2年2組) 根本夏奈さん(2年3組) 佐藤 七夏さん(1年2組)
                       松原帆南さん(1年3組) 山根聖美さん(1年3組)

<県立流山おおたかの森高校英語スピーチコンテスト>
    小林 克典さん  :  優勝        渡邉 麗菜さん  :  優勝

大変ご苦労さまでした。

11月18日(水)

 昨日は季節外れのポカポカ陽気に誘われて,職員室を抜け出し外の作業をしました。日々の忙しさから職員室での仕事が多かったため,自然や季節の移り変わりをなかなか肌で感じることができませんでしたので,とても貴重な時間を過ごすことができました。
 さて,職員室を抜け出しての外作業とは昇降口前の花壇の整備です。山崎先生の自宅で育てられてきた「サクラソウ」を分けていただき,それを小分けに花壇に植えました。


 わかりにくいですが上の写真が小分けに花壇に植えたところです。
サクラソウといえば,春にもなれば一面に濃いピンク色の小さな花をつけ,一面ピンクの絨毯(じゅうたん)を敷き詰めたような景色があちらこちらで見られるとても可愛い草花です。この花壇に一面のピンクの絨毯を敷き詰めることを思い浮かべながら,土の感触を確かめながらの作業です。一人静かに春の花壇を想像しながら土をいじり,様々なことを考えていました。サクラソウの花は小さく,一輪だと誰も目をとめませんが,それがたくさん集まれば見た人の心を動かします。「合唱みたいだな~」 とか,また写真のように今は「えっ!これ何?」というように,これもまた誰の目にもとまりませんが,一つ一つの小さなサクラソウが,しっかりと地面に根を張り基礎を固め,広く長く成長してきます。そして近くのサクラソウの仲間と手をつなぎ肩を組み協力することで,更に深く根を張り巡らせ強くなります。時には雑草を抜き,時には水をやり,花壇をならし・・・ 手をかけながら「春には見違えるほどの見事な姿に変貌してくれるだろう」と思いながら「何だか同じだな~」って。
 草花を育てるということ,それは子供たちの未来のために今がある,教育そのものだと思いませんか。
頬に当たる風,土のにおいなどと同時に改めて原点に戻り考えさせられた貴重な一日でした。
春には濃いピンクの絨毯で敷き詰めた花壇の写真をお見せすることができますように・・・

11月19日(木)

 天気にもよりますが,ずいぶん日没も早くなっています。学校ではこの時期「最終時刻を4:40」に設定していますが,昨日のように悪天候だと,生徒たちが家に着く頃はすっかり暗くなっているかもしれません。部活動などの課外活動の時間を確保することから,今週から7時間目をカットした6時間授業に移行しています。その分,中身の濃い活動をしてもらいたいものです。ところで生徒下校後には先生方でパトロールを毎日行っていますが,自転車の並列走行や無灯火の生徒も見受けられます。自転車通学者をはじめ,特に交通ルールを守り安全に注意するようご家庭でも一言お願いいたします。
 さて,今日は来客があります。野田市教育委員会の教育長さんと学校教育部長さんが本校の視察に訪問されます。野田市の教育委員会は「現場」に重きを置いてくださいっており,大変忙しいにもかかわらず,市内の各学校の様子を見て回ったり,また土曜や日曜日など休みの日でも地域の活動に顔を出されるなど精力的に子供たちを見守っていただいています。「来客があるから」というわけではありませんが,せっかくですので「素晴らしい木間ケ瀬中学校の生徒」の様子をご覧いただけたらと思っています。また給食も一緒に食べられる予定になっています。
 え~っと,今日の給食は「チキンカレー」に「スペイン風オムレツ」,そしてミカンです。私にとって最強のメニューの中の一つです。教育長さん,学校教育部長さんともに美味しく,いただいていただけることでしょう。

11月20日(金)

 昨日,2年生を対象に消防士さん方による「心肺蘇生法講習会」が行われました。
消防士さんのお話の中に「野田市内なら救急通報から8分あれば救急車が到着します。」という話がありました。この8分を短いと感じるか長いと感じるか,皆さんはどちらでしょうか?一般的に心肺停止の状態で最初の5分が大きな境目だといわれています。人間の脳は無酸素状態では3・4分しか生きられないといわれています。つまり救急車が到着までには確実にこの生命維持の境目が来てしまいます。学校のような人がたくさんいる場所では,いざという場面では先生方を呼べば自分は何もすることなく済んでしまいますが,もし自分の家で家族が・・・と考えたらどうでしょう。救急車を呼び到着までの8分・・・その間刻々と脳内の酸素は減少してきます。何もできずに到着を待つか,何か自分にできることをするのか。 そこで中学校3年間で1回は「心肺蘇生法講習会」を行っています。我々大人でもいざというときには動揺してしまいます。ですからせめて講習会で知識を得て,大切な人の生命維持のために役立てられると良いですね。


PS・連休明けの24日(火)は集金日です。本日集金袋を配布しますので,おつりのないようにご協力お願いします。