木間ケ瀬中「歳時記」

木間ケ瀬中「歳時記」

11月16日(水)

 日頃の忙しさから,TVっ子(?)である私は,録画がたまり放題で休みの日だけでは見切れないほどで,空き容量が心配な今日この頃ですが,以前より一度みても消すに消せない映画がいくつかあります。その中のシリーズが「釣りバカ日誌」です。おそらく皆さんも一度はご覧になったことがあるかと思いますが,設定はある建設会社のダメ社員(?)が主人公の「浜ちゃん」。仕事はそっちのけで釣りに関してはプロ級の腕前。そしてその浜ちゃんを釣りの師匠と仰ぐ弟子が,浜ちゃんの勤務する建設会社の社長「スーさん」という妙な関係です。そして毎回マドンナ役の女性とドラマを繰り広げるという物語です。そんな釣りバカ日誌シリーズにこういう場面がありました。
 浜ちゃん,スーさんはいつものように岸辺で釣りをしています。そこへ美人歯科医が通りかかり二人と知り合う。釣りに夢中の二人に美人歯科医も釣りに興味を持ち始める。釣りに夢中の二人の人間味にもひかれていく。そんなある日,美人歯科医から浜ちゃんに電話がかかってくる。「私も釣りを始めたいから浜ちゃん、釣り竿買いに行こう!」って。釣具屋に向かい,所狭しと並んでいる釣り竿を眺めながら,彼女は浜ちゃんに質問した。「ねえ浜ちゃん,高価な釣り竿だとお魚いっぱい釣れるの?」って。浜ちゃんは「そんなことないよ」。彼女がすかさず切り返す。「じゃあなんでみんな欲しがるの?」浜ちゃんは「高いお金を出せば大切に使うでしょ。そうすると手入れしたり磨いたり愛着がわくでしょ。そうするとだんだん手になじんできて,魚の『あたり』がわかるようになるから魚が釣れるんだよ・・・」と高価な釣り竿をほっぺにスリスリと答える。   っていう場面です。
 校内を回ると,片付け忘れられたボール,雨に濡れたシューズ,教室にはロッカーや机に置き去りにされた教科書などを見かけます。どうでしょうか?部活動の道具を手入れする。勉強道具を大切に使う・・・ こんな当たり前のことが何よりも大切にしてほしいことだったりしますよね。