お知らせと学校の様子

講談公演「日本の話芸:講談に親しもう」

 11月14日(木)、女流講談師の田辺銀冶さんをお迎えして、講談公演が開かれました。鮮やかな色の着物でステージ上に現れた銀冶さん。流れるような語り口調で最初に「講談」とはどういうものか解説してくださいました。講談に欠かせない「張り扇」「釈台」「めくり」についてもわかりやすく話してくださいました。

 話の途中で、「張り扇」で「釈台」をパン、パパン、と叩く音が講談を進める上で大切な役割を果たしています。子どもたちは、銀冶さんの合図で手を叩いて、張り扇の音の代わりを体験して、その重要性を実感していました。

 プロの講談師は日本に(ということは世界に)80人ほどしかいないということを聞くと、子どもたちは、「え~。」と驚きの声をあげていました。その「プロ」の話芸を直接体験できたというのはとても貴重なことです。講談は、日本語の美しさや言葉のリズムの面白さが伝わる日本の伝統的な話芸であるということを知ることができた1時間でした。

児童の皆さんへのメッセージとサイン、銀冶さんオリジナルの「手ぬぐい」をいただきました。田辺銀冶さん、ありがとうございました。