ノート
全児童の算数ノートを担任に回収してもらい、これまでに何回か見せてもらっています。
しっかり板書が書けている児童や、自分なりに工夫して書いている児童のノートは中央通路にコピーして張り出しています。
ノートは、自分が見て役立つものでなければなりません。前の時間に何を学習したのか、何が大事なポイントだったのか、振り返って見たときに、あっそうだったとわかるノートでなければ書く意味がありません。自分でも何が書いてあるのかわからなくなるような書き方をしていては、学習の積み上げができません。前に学習したことがきちんと書き残されていないと、既習したことをもとに新しい課題を解くこともできません。
しかし、見てみると、算数のノートのはずが理科や社会の学習が書いてあったり、解読不能なくらい文字が乱雑に書いてあったりすることがあります。特に高学年にそういうノートが多いです。どの教科でも、しっかりノートをとって、自分の考えも書けるようにしたいものです。
前回、そして今回と、きちんとノートをとっているな、と感じられるノートには、シールを貼ってひとことコメントを書きました。逆に、もっと頑張ってほしいな、というノートには、文字をていねいに書きましょう!とか、線引きを使って書きましょう!などのコメントを書いた付箋を貼りました。誤字が目立つ場合は、正しい文字を付箋に書いて貼ってあげました。漢字練習ノートに書くことだけが漢字学習ではありません。各教科のノートや連絡帳など、学習した漢字を使って、毎日正しく丁寧に書いていたら、それこそ漢字がしっかり身に付きます。
算数だけでなくどの教科も、しっかりノートが書ける子どもたちになってほしいと切に願います。