いつの時代のものでしょう? ~「棟札」発見 ~
12月5日(金)
先日、学校のとある場所を整理していた養護教諭が、「校長先生、これは一体・・・?」と大きな木の板を持ってきました。見ると・・・
「 罔象女神
奉上棟 大元尊神 福田〇〇〇〇〇〇〇
五帝龍神 」
・・・と書いてあるのが分かります。
「大元尊神」は、天地万物を創造した根源神、宇宙を司る最高位の神とされるもの、
「 罔象女神」は、で水の恵みを守護する神、
「五帝龍神」は自然の調和を象徴する神々で、多くの場合、建物の棟札に示され、火事などの災厄から守り、末永い繁栄を願う役割を担うもの。
そして、「奉上棟」の文字。どうやらこれは「棟札」のようです。問題は、いつの時代のものかということです。
現在の鉄筋3階建て校舎は、昭和51年に落成しましたが、それ以前には木造校舎がありました。
①明治35年7月落成、9月台風で倒壊、明治37年落成。(危険校舎となり昭和27年取壊し。)
②昭和 8年 2階建校舎増築。(昭和33年新校舎落成に併せて取壊し?)
③昭和33年 新校舎落成。(昭和52年取壊し)
この「棟札」は、どの時代の「棟札」なのか。③であろうとは思いつつ、他に手がかりがないか、歴史館などをよく調べてみたいと思います。〇で示した文字もなんとか判読したいものです。
※下の【写真】は、昭和8年に2階建校舎が増築されたときのものだそうです。
おしゃれなエントランスに、バルコニーが設置されているのでしょうか。すてきな校舎です。
どの時代の校舎建設でも、地域の方々のご尽力によるものと記録があります。その記録を目にするたびに、その思いを我々教職員はきちんと受け継いでいるかと、身の引き締まる思いです。