ヤゴがトンボになったよ ~授業の工夫④~
6月23日(月)くもり
週明けの本日、朝から1・2年生の学級担任が「校長先生~!!」と声をかけてきました。
「ヤゴがトンボになったようです!」
・・・聞けば、ヤゴはすでに抜け殻。しかし、肝心のトンボが見当たらず、トンボになったかどうかの確認が取れずにいたのでした。その後、子ども達も登校し探索したところ、1・2年生のお隣の学習ルームで休んでいるところを発見されたのでした。
子ども達は朝のお支度を早々に済ませ、「し~っ!」と指を立てながら、忍者のように足音を立てずにトンボに近づき観察を始めました。
担任も予定変更を決め、すぐに生活科の授業を始めることに・・・。
今日の授業の工夫は、ここです。機会を逃さず学びを深めるということです。(もちろん、計画は立てたうえでのことです。)
すぐに観察したことを記録します。
大きさ(長さ)をはかったり、
トンボをよく見て模様を描いたり、
言葉でまとめたりしていきます。子ども達は
「オニヤンマではないよね?」「オニヤンマは目が青いんだよ。」「大きさも違うかな。もっと大きいよね」
などと気が付いたことをつぶやきながら観察を進めます。
Googleレンズを使って調べたところ、「ムギワラトンボ(シオカラトンボのメス)」であることがわかりました。
子ども達といっしょに大人も「メスとオスでは色が違うんだ!」と声を上げ、わくわくを共有しました。
2時間目終わりの業間休みには、トンボを校庭へと逃がしてあげた1・2年生。学校に、「さよ~なら~」と大きな声が響き渡りました。
今日は、キュウリやトマトもこのとおり!
観察したり、収穫したり、わくわく活動がいっぱいの1・2年生です。