校内授業研究会②
令和5年11月30日(木)、校内授業研究会で5校時に5年2組が国語の授業を展開しました。
今年度の中央小学校の研究主題は「表現する喜びを感じ、学びを深め合う児童の育成~一人一人が自分の考えを持ち、進んで対話する授業づくり~」です。
4校時の2年生と同様に読書教材での実践です。
どちらの学年の実践も、ここ数年の本校の課題でもある読書推進につながる内容でした。
5年2組では、単元「にじいろ読書会を開こう!」を通して教材の「雪わたり」を読み深めています。
この単元では、リテラチャーサークル(役割読みした後に、話し合い活動を行う)という活動を行い、読みを深めます。
グループ内でそれぞれがイラスト係(目に浮かんだ情景などを絵・図にする)、スポットライト係(優れた表現に光を当てる)、つながり係(自分とのつながりを考える)、質問係(疑問を見つける)の4つの役割の担当となり、話し合いを進めます。
教科書をめくり、根拠となる文章を確認しながら、自分の考えを述べたり、友達の考えを聞いたりしています。
15分間の話し合いでしたが、どのグループも活発に意見交換をしていました。
相づちを打ちながら聞きあっており、とてもよい雰囲気で話し合いを進めています。
話し合いの終了を伝えると、「もっとやりたかった」「楽しかった」「15分が早かった」などと口にする子もおり、充実した話し合いとなった様子がうかがえました。
振り返りの時間も、友達の意見から自分の考えを深められたことを自分の言葉でまとめようとしていました。
話し合った内容を整理し言語化するとても難しい作業ですが、とても大切な力となります。
放課後は、先生方で協議会をもち、本校の研究主題を意識した学習活動になっていたか、他者との関りを通して、主体的・対話的に課題を解決していくための工夫があったか等について意見交換が行われました。