学校の様子

限界を決めるな

「蝉の寿命は1週間しかない」という知識は世間に浸透しきっているような気がしますが、広島県の高校生がそんな常識を疑ってかかり、実際には蝉が最長で32日間生存したことを発見したという話があります。

理科の授業で物の溶け方を実験している5年生にも、その「当たり前を疑う精神」に通ずるものがあり、食塩が限界まで入り、飽和状態となった水溶液が入ったビーカーの底に残っている塩を「まだ溶けるかもしれない」と必死にかき混ぜていました。

限界まで溶かす実験をした次は、塩やミョウバンが溶けた水を加熱・冷却し、塩やミョウバンの結晶を取り出す授業。こちらの授業は先ほどとは違い、一定の温度となれば水溶液が反応するため、子どもの努力が介入する余地はありませんでしたが、授業に対する姿勢は変わらず真剣なものでした。