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1. ☆12月12日(木)「認知症」について学ぶ2年生~認知症サポーター養成講座~

投稿日時: 12/12 サイト管理者

本日5校時、2年生はホールにて「認知症サポーター養成講座」を開催しました。講師として流山市南部高齢者何でも相談室・地域包括支援センターのみなさんをお招きし、認知症はどういうものか、どう接したら良いのかなど、映像や様々な資料をもとに具体的にお話しいただきました。

その立場にならないとわからない。身近にそうした方がいないとなかなか理解されない「認知症」。子ども達はみな神妙な面持ちでお話に耳を傾けます。

日本一温かい学校を目指す南流中。そして間もなくその最高学年へと飛躍していく2年生。今日の講座を経て、子ども達は人として周囲の方々への優しい思いやりの心を持つことの大切さ、気配りを実際の行動に移すことの大切さを理解し、また一歩大きく成長してくれたはずです。

本日、南流中の子ども達のためにお越しいただいた皆様方、大切なお話を本当にありがとうございました。

▼はじめに各クラス1名の生徒が器具をつけて、高齢者の疑似体験を行いました。歩くのもやっと。目も見えにくくなり、腰も曲がり、その辛さを実感する子ども達です。

▼子ども達は、認知症の方にどういう対応を取ったら良いのか映像で学んでいきます。

 ▼最後に、認知症になったお母さんから、認知症になる前に書いた子供たちへの手紙が朗読されました。

(実際の内容)

手紙~親愛なる子供たちへ~

年老いた私がある日 今までの私と違っていたとしても

どうかそのままの私のことを理解して欲しい

私が服の上に食べ物をこぼしても 靴ひもを結び忘れても

あなたに色んなことを教えたように見守って欲しい

あなたと話す時 同じ話を何度も何度も繰り返しても

その結末をどうかさえぎらずにうなずいて欲しい

あなたにせがまれて繰り返し読んだ絵本のあたたかな結末は

いつも同じでも私の心を平和にしてくれた

悲しい事ではないんだ 消え去ってゆくように見える私の心へと

励ましのまなざしを向けて欲しい

楽しいひと時に 私が思わず下着を濡らしてしまったり

お風呂に入るのをいやがるときには思い出して欲しい

あなたを追い回し 何度も着替えさせたり 様々な理由をつけて

いやがるあなたとお風呂に入った 懐かしい日のことを

悲しい事ではないんだ 旅立ちの前の準備をしている私に

祝福の祈りを捧げて欲しい

いずれ歯も弱り 飲み込む事さえ出来なくなるかも知れない

足も衰えて立ち上がる事すら出来なくなったなら

あなたが か弱い足で立ち上がろうと私に助けを求めたように

よろめく私に どうかあなたの手を握らせて欲しい

私の姿を見て悲しんだり 自分が無力だと思わないで欲しい

あなたを抱きしめる力がないのを知るのはつらい事だけど

私を理解して支えてくれる心だけを持っていて欲しい

きっとそれだけでそれだけで 私には勇気がわいてくるのです

あなたの人生の始まりに私がしっかりと付き添ったように

私の人生の終わりに少しだけ付き添って欲しい

あなたが生まれてくれたことで私が受けた多くの喜びと

あなたに対する変わらぬ愛を持って笑顔で答えたい

私の子供たちへ

愛する子供たちへ