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1. ☆12月29日(日)2年生の短歌(林間学園の想い出より)~「文集かつしか」から~

投稿日時: 2024/12/29 サイト管理者

引き続き「文集かつしか」に掲載された作品をご紹介します。今日は2年生の林間学園中(6月6日~8日)の思い出を短歌で表現したものです。 

※「文集かつしか」の購入はこちら→東葛教育会館HP(申込みは12月31日まで)。本冊には生徒名も掲載されています。

 

・赤べこの 首がゆらゆら 寂しげに  余韻にひたる 梅雨の月曜       

 

・山登り 登った先に また山だ 最後はおむすび ころころりん

 

・最初はグー じゃんけんぽんで またあいこ あの子が残した チョコレートケーキ

 

・夜おそく 部屋の中にて 乙女らの 微笑ましき 会議開く

 

・フォークダンス 上手と言われ うれしくて 頬に二つの 赤りんごの実

 

・磐梯山 励ましあった 登山道 ふと見てみれば 大パノラマ        

 

・林間の 帰りのバスで 思い出す 真っ白なワーク リュックの底に

 

・おみやげは なにがいいかと 悩みつつ 買ったあかべこ その数八つ

 

・夏の夜 燃えたぎる炎 空高く 静かな森に 響く歌声

 

・林間で キャンプファイヤー 終わるころ 皆のうえには 花火が咲く

 

・友達と あーだこーだ言いあって 違うからこそ 深まる絆

 

・部屋の中 ガールズトークで 盛り上がり 時計の針が くるくるまわる

 

・重くなる 購入してきた お土産と 軽くなってる 手持ちのサイフ

 

・険しさの 道のり越えて 目に映る 磐梯頂 空の天井

 

・暗くなる 空の顔とは 反対に 炎の照らす 明るい笑顔

 

・唖然とした 震災講話 聞いた時 でも受け継ぎたい あの日の記憶

 

・夕暮れに 「もえろよもえろ空高く」 皆で誓った 友情の火よ

 

・五色沼 四季の移ろい 目に見えて 水色みどり 赤色茶色

 

・窓の外 盆地のまちの 縦信号 青く光れば 旅は進む

 

・夕空に 浮かんだ花火が 淡くても 皆の心は 濃く咲き誇る          

 

・ひたすらに 登り続ける 磐梯山 その先に見た 絆と絶景

 

・磐梯山 いつ頂上かと ガイドさんに 聞いても聞いても 「まだあとちょっと」

 

・山登り みんなと励まし 頂上へ その時見たもの きっと忘れない

 

・白鳥や 赤い瓦の 鶴ヶ城 空飛ぶ天守に 僕ら呑まれる

 

・ひそひそと 話す友達 夜の部屋 気配感じて 布団にもぐる