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1. ☆12月29日(金)2年生、生き生きとした短歌の数々!!

投稿日時: 2023/12/29 サイト管理者

本年度の文集かつしかに掲載される予定の2年生の短歌。

6月7日~9日に行われた林間学園での思い出がつまった作品は、どれも生き生きとした表現に満ちあふれています。

 ▼1日目:いわきでの震災学習、夜はキャンプファイヤー

▼2日目:自然体験学習と五色沼ハイキング

▼3日目:会津若松市内でのグループ行動

 

短歌(いわき・磐梯・会津を巡る)

~2年1組~ 

鮮やかに見える海には沢山の 思いと命が沈んでる

赤にそめ天に照らして消えゆく火 クラスの思いみなでたくして

燃えさかるみんなの炎陽がしずみ 夜の光と照らし照らされ

陽がしずみ耳をすませば鳴りひびく 心がふるえる虫の歌声

この山の二百段もの道のりに 歴史感じる三日目の朝

目鼻口感じる炎頭胸 感じる決意体に刻む

窓辺でね遠くの空を見てみれば 愛しくなるね母のぬくもり

 

~2年2組~

ハイキング初めましての草木たち 自然の道にひとのあしあと

七日町会津の雰囲気ただよう空間 耳をすますと鳥のささやき

目を閉じる小さい音も聞こえてる 鳥のさえずりかすかな川面

自然とは緑の心いやされし 草木の匂い鼻を突く

部屋の中窓を開ければ川の音 自然の音が目覚まし時計

レクの時間何をしても盛りあがる タケノコニョッキニョッキッキ

目を閉じて心で感じる森の声 体で感じる森の涼しさ

 

~2年3組~

暗くなる空の顔とは反対に 炎の照らす明るい笑顔

虫の声聞こえる中で燃える火は みんなを照らす大黒柱

たんぽぽのわたげを発見ふきとばす 私に半分友に半分

福島の町の人々思いを乗せた 岩の言葉があなたの命

班行動班の仲間と話し合い おいしい食べ物きれいな景色

青緑赤色水色様々な 色の湖宝石のよう

暗くなり大きくうずまき輝いた いずれ消えゆくあの日の光

 

~2年4組~

到着し夜のとばりが降りてゆく 手を取り合って仲を深める

大自然そこには虫と植物と あふれる音で満ちているのだ

三日目の帰りのバスは寝る時間 夢で見るのはまだ一日目

他人事とそう感じていた津波被害 話を聞いて心が痛む

たくさんの貴重な話忘れない 未来へつなぐ3・11

光る水和む心と汗のつぶ キラキラひかる沼の王様

五色沼岩が転がる森の中 色も広がる沼の上

 

~2年5組~

天災は人の心を連れていく 直に感じる命の重み

わらいあう時は足早にはしりぬけ 夜の話は周回おくれ

葉がしげり虫鳥はなく森の中 大きく小さいはかない命

地元では見ない植物たくさんで 個性さまざま大地のめぐみ

四人部屋ふとんをつけて眠る夜 友の寝息に眠れぬ夜に

前を見て二人で一つの船をこぐ 心一つに笑い合う時

小さい火待てばだんだんパチパチと 大きく高く天までのぼる

 

~2年6組~

火の精を囲んでつけた絆の火 炎に誓うクラスの成長

二ヶ月の思いが絆を見せつける 二年六組本気の意志

東北の綺麗な景色と裏腹に 被災者たちの悲しき心

炎見るみんなの瞳かがやいて 心を一つ未来に灯せ

震災のつらさや痛み感じたよ 五感で感じ五感で学ぶ

火の神と火の精たちが火をともし はげしく燃えた聖なる炎

道歩き会津味わう私達 いつかを生きたあの人思い