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1. ☆12月17日(日)何て素敵な作文!!~「弟の成長」~

投稿日時: 2023/12/17 サイト管理者

今年度の文集「かつしか」への掲載が決まった村上晃聖くん(1年生)の作文「弟の成長」。

自分の弟に対して、こんなに優しく温かいまなざしを持っている村上くんの心が、読み手にひしひしと伝わってきます。そして、温かいご家族の様子も目に浮かぶようです。何て素敵な作文なのでしょうか。以下はその全文です。

 

 弟の成長

 2020年、クリスマスの日、僕に弟が生まれた。初めて見た弟は、小さくてとても可愛かった。こんな小さい赤ちゃんが今の自分くらい、本当に大きくなるのか疑問がわいてきた。

 あっという間に数ヶ月が経ち、弟は寝返りができるようになった。毎日、寝る部屋で、寝返りを練習していたら、できるようになっていた。僕は、弟が初めて何かをできるようになったことが、とても嬉しかった。

 弟が生まれて、1年が経った。弟の誕生日の日に、弟が初めて自分の力で一歩歩いた。弟も一歩歩けたことが嬉しかったみたいだ。にこにこと笑っていたのを今でも覚えている。この頃、弟は、イチゴが好きだった。イチゴを食べるとき、イチゴを小っちゃい手で握りしめて、小っちゃい口で食べていた。

 弟が生まれて、1年6ヶ月が経った。弟は、ちょっとした言葉を喋れるようになっていた。家族の名前を、ちょっと変な風に覚えて、呼んでくる弟がかわいくて仕方なかった。

 弟が生まれてから2年8ヶ月が経った。弟は、とても成長した。寝返りしかできなかった弟が、もう会話できるようになり、走り回ったり、遊んだり、とても元気に成長している。弟の行動を見るたびに、毎回お父さんとお母さんが僕の小さい頃と比べて笑っていた。その時、「自分もこう育ったんだ」と思った。僕が、当たり前にできるこの背景には、手間や時間がかかっても、自分でできるまで見守ってくれ、できた時にはほめてくれた家族の存在があったことに気付いた。

 この先、弟は何ができるようになるだろう。弟の成長を見ることで、自分が覚えていない自分の成長の足跡をたどることができる気がする。弟が成長したら、二人で出かけたりして、たくさん遊んであげたい。その頃には僕も、もっと色々なことができるようになっていると思う。弟は何ができるようになっているだろう。僕は弟の成長が楽しみだ。