学校の様子

佐野美術館鑑賞教室

5年生が会議室にクラスごと集まり、鑑賞教室を行いました。

佐野美術館の方が、美術品を運び込み、展示をしてくださいました。

美術品についての説明を聞いた後、グループに分かれて、

「刀」「屏風」「刀の作り方の動画」

を学習しました。

実際に、刀の柄(つか)や鍔(つば)を見せていただき、様々なデザインが施されていることに驚いていました。

鞘(さや)には、エイの皮や、貝殻が使われ、とても美しいデザインとなっています。

5年生は興味深く見学していました。

 

屏風グループは、目の前の屏風を見ながら説明を聞いていました。

たくさんの色を使っているので、とても鮮やかです。

どんな絵の具を使っているのかについても説明をしていただきました。

 日本画に使われ岩絵具(いわえのぐ)とは、主に鉱石を砕いてつくられた粒子状の絵具で、絵画、彫刻、工芸、建築に用いられる伝統的な顔料だそうです。

粒子状の顔料のため固着力がなく、単独では画面に定着しないそうです。伝統的には、固着材として膠(ニカワ)を併用し、指で混ぜて練成して使うそうです。

たくさんの色鮮やかな鉱石や、砕いた後の顔料を見せていただきました。

 

刀の作り方は、たくさんの工程を経ていることを視聴しました。

多くの匠によって伝統が守られていることに感動します。

説明を聞いている5年生の表情は真剣そのものでした。

 

佐野美術館の職員の皆様、本日は貴重な機会をありがとうございました。