第3回授業研究会(人権)
9月6日に、今年度3回目の授業研究会を行いました。
今回は、後期課程合同での社会科の授業です。シエラレオネの内戦によって、手首を失った男性の写真をもとに、この人にとっての権利について考えました。
このような犠牲者を出さないための平和に生きる権利が大切だと思うという意見や、この人が希望を持って生きられるように、やりたいことが自由にできる権利が大切だと思うなど、様々な意見が出されました。
今、自分たちは平和に暮らせることが当たり前と感じてしまいますが、他の国や過去の日本に目を向けると、平和に生きる権利がいかに大切な権利かに気付くことができました。
授業後、義務教育課と相双教育事務所の先生方を講師に招き、研究協議を行いました。
協議では、授業での子どもたちの姿をもとに、人権感覚を育む授業づくりについて考えることができました。
子どもたちは、授業の中で、様々な発言やつぶやきをします。子どもたちのそのような反応に対して、教員は、一人一人の考えを大切にして、授業を展開していくことが大切となります。
子どもたちが、自分の考えを発言して良いんだという安心感を与えてあげることで、子どもたちは、学級に居心地のよさを感じ、自分の良さや大切さを実感することに繋がります。
学校では、子どもたち一人一人が安心して学習や活動に取り組める環境作りを大切にし、目標を持って努力できるように、今後も、一人一人を大切にした指導・支援を行って参ります。