本日の給食
今日の給食の献立は、
●ごはん
●和風ハンバーグ
●ごま和え
●飛鳥汁
●牛乳
です。
今日は、奈良県の郷土料理である「飛鳥汁」についてお話します。
飛鳥汁は牛乳と鶏肉、季節の野菜が入ったみそ汁で、奈良県の飛鳥地方の郷土料理です。その歴史は大変古く、奈良時代から食べられていたそうです。奈良時代、牛乳は飲み物というより、薬として扱われていて、一部の貴族しか口に出来なかった大変貴重なものでした。牛乳を使う飛鳥汁は牛乳が日本に伝わったこの時代に広まり、貴族の間で好まれていました。
しかし、仏教の伝来により肉食が禁止されるようになると、牛乳も禁止対象となり、牛乳を使った飛鳥汁も禁止されてしまいましたが、現在は郷土料理として食べられています。
みそと牛乳の組み合わせは意外だなと感じる人もいるかと思いますが、牛乳独特のにおいがなくなるので、牛乳が苦手な人でもぜひ試してほしいみそ汁です。給食では、鶏肉、豆腐、じゃがいも、大根、にんじん、ごぼうなど、たくさんの野菜を使って、ボリュームたっぷりの汁物にしました。牛乳も加わり、栄養満点です。ぜひ味わって食べてみてください。