幸松第二公民館ブログ

桃とハナモモ

 夏は、何か涼しげな工夫をして暮らしたいものです。幸松第二公民館からは季節の香りをお届けしましょう。




 写真右は、前述の公民館側道のハナモモの実。左は、ご近所の畑でとれた果樹の「桃」です。公民館から見える大きな木に、丸くて赤い実がたくさん実った様子は愛らしく、利用者の皆さんの気持ちをなごませています。

 「桃の花」は、春の季語。

 「桃の実」は、秋の季語。

 では、夏の桃で思い出すのは何でしょう。

 それは、「桃の葉っぱ」。

 昔から桃の葉は、あせもに効くと伝えられており、乾燥させた葉を煎じて風呂に入れ、薬湯にしました。実際、桃の葉には消炎作用のあるタンニンなど有効成分が多く含まれ、まさに「先人の知恵」です。
  それは賢いだけでなく、とても心豊かで贅沢な事のように感じます。

   さて、せっかくなので桃を切ってみましょう。まだ少し硬いですが、赤い果肉は甘酸っぱいよい香りがします。この香りが、みなさまの心にも届きますように。



注)写真右 ハナモモの実は、食用ではありません。