カルガモの親子
公民館前の歩道に、どこから来たのかカルガモの親子が現れました。
親鳥の後ろをついて歩く子どもの姿がとても可愛らしいです。
けれど、見ていると親鳥の様子が少し変です。
歩道の上をあっちへ行ったり・・・
こっちへ行ったり・・・
ウロウロしています。
どうやら、行く先がわからず、迷っているようです。
それもそのはず、このあたりには、カルガモが生活できる池はないのです。
そのうち、後方の子どもたちは疲れてしまったようで、しゃがみ始めてしまいました。
長い時間歩き続けていたので、無理もありません。
親鳥なら空を飛んで水のある場所へ移動することは簡単にできますが、
歩くことしかできない子ども達には無理です。
この親子はどうなってしまうのだろうと思っていると、
やがて親鳥は、道路を渡った先にある田んぼを見つめ始めました。
どうやら田んぼに行こうとしているようです。
でも、そのためには道路を渡らなければなりません。
親鳥が緊張した面持ちで歩道の端に立つと、
子どもたちも一列に並んでスタンバイし始めました。
見ているこちらにも緊張感が伝わってきます。
幸い、車は来なかったので、無事、道路を渡りきり、
田んぼへ入って行くことができました。
とりあえず一安心というところですが、
さすがに田んぼでは生活できないでしょうし、このあたりには猫やカラスもいます。
その後、親子の姿は見えなくなってしまったのですが、
安全な場所にたどり着くことができたのかなぁ・・・。
無事であるといいのですが。