豊春市民センター 避難所開設訓
2月13日(木)
豊春市民センターで避難所開設訓練を開催しました
今回の訓練では、前半は「石川県七尾市 避難所運営業務について」というテーマで、春日部市役所 危機管理防災課の職員が講師として、能登半島地震の避難所業務に携わった経験をもとに、避難所とはどのような場所で、どのような運営をしていたのかについて説明していただきました。
お話の中では、職員が業務に携わった避難所の勉強になった点や課題点などを分かりやすくお話ししていただきました
避難所の話を聞いた後は、本日のメインテーマである「避難所開設訓」です。
前半のお話で避難所のイメージが湧いたところで、実際に避難所を開設するための準備をしてみました。避難所を開設するときに、避難所に危機管理防災課の職員はいません。避難所施設の職員や地域住民の協力のもと避難所を開設する準備をしなくてはなりません。
そこで、今回の訓練では危機管理防災課職員の指示無しで、各避難所に置いてある避難所運営の手順書である「スターターファイル」を見て、参加者同士が協力して開設準備を体験しました
受付スペースの設置をした後は、体調不良者スペースとして、間仕切りや段ボールベッドを組み立てました。
間仕切りの組み立てのコツは、隣り合う布を安全ピンでとめる際に、布を重ねた箇所を数回折り曲げてから安全ピンでとめることです。隙間を減らすことで、プライバシー保護や保温効果を高めます
最後に、先ほど準備した受付スペースと体調不良者スペースを使って参加者同士で、避難者の受付のデモンストレーションをやってみました
受付では、①検温をします。②健康確認のための問診をします。③受付用紙に避難者の情報を記入してもらいます。④受付用紙を預かり、避難者スペースへ誘導します。①と②で体調不良者だと判断したら、感染症防止のため体調不良者スペースへ誘導します。
参加者からは、「初めて参加しました、大変良い体験でした。家族に伝えたいと思いました」、「開設はその場でいる方々と協力していく事が大切であり、受付準備は重要であると感じました」などの感想が寄せられました。
訓練に参加したことで、住民で協力しながら避難所を運営するイメージを持つきっかけとなり、家族や自治会に訓練の内容を伝えていただくことで、防災の輪が広がってほしいですね。
豊春第二公民館では、2/26(水)14:00から 今回と同じ避難所開設訓を開催します
いつ起こるかわからない災害ですが、備えておくことで被害を減らすことができるはずです!
皆さんも一緒に訓練に参加して、防災力を高めましょう!