粕壁南公民館のみどころシリーズ① 金森良泰さんの絵画
今回より、不定期とはなりますが、粕壁南公民館の見どころを紹介するシリーズを7回にわたってお届けします。
第1回目は、公民館に入ってすぐ、ロビーの正面で皆様をお迎えしている、左右一対の天女の絵画です。これは、春日部市にお住いの、日本を代表するフレスコ画家、金森良泰さんによる「飛翔花奏Ⅰ、Ⅱ」です。
金森さんは、春日部市に7点の絵画を寄贈していただいており、平成23年に紺綬褒章を受章されました。その絵画は当館のほか、市立医療センターや正和工業にじいろホール(市民文化会館)でも皆さんの目を楽しませてくれています。市内での活動は春日部市都市景観審議会委員、春日部市教育委員、春日部市美術展覧会実行委員などを歴任し、市の文化活動発展のためにご尽力いただいております。
※フレスコ画とは…
漆喰の上に水で溶いた顔料で描くもので、長期間色が褪せない特徴があるので、壁画などによく使われています。古くはアルタミラ洞窟の壁画も同じ原理で書かれているのだそうです。フレスコ画は、漆喰が乾く前に急いで描きあげねばならず、「フレスコ」とはイタリア語で「フレッシュ」(新鮮)が語源だそうです。描き直しや修正ができないので、高度な技術と計画性が必要とされるものだそうです。レオナルド・ダ・ピンチの「最後の晩餐」が有名です。