校長室

今年も大助かり!地域による家庭科実習支援

 6月20日()から7月11日()にかけて家庭科の被服実習で地域のみなさんの支援を受けながら2年生は弁当袋(巾着製作)、3年生がネームバンド(保育実習用)の制作をしています。昨年度も実施していますが、今年もそれ以上にたくさんの地域ボランティアのみなさんにお手伝いをいただき、全部で4クラス16時間に延べだと80人前後の方たちにご協力いただく予定です。

 このスタイルで授業を展開すると、担当教師も含めてミシン1台、グループ1班に指導者が1人ずつ配置できますので、きめの細かい指導が行き届き、短い時間の中、ほとんどの生徒が作品を完成させることが可能となります。また、地域のみなさんも経験を積んで生徒への指導がとてもスムーズですので、家庭科の苦手な生徒など、せっかく購入した教材を終わらせることができなくて途中で捨ててしまうという話を(他校では耳にしますが)、本校生徒からは聞いたことがなく、また、安全面でも大変なメリットがあります。

そのような状況ですので、本来、学校からお礼を申し上げるべきところを、逆に温かくうれしい言葉をたくさん頂戴しています。「子ども達と接して、楽しい時間を過ごせて本当にうれしいです」「子ども達からいっぱい元気をもらいました」「顔を覚えてくれた子ども達が、で行き会うと挨拶をしてくれます」等々。地域の教育力低下が叫ばれて久しくなりますが、布佐地区はそんなことはないと改めて感じるとともに、お互いが顔の見える関係を築くことが学校の大切な役割であると、この取り組みを通して強く思います。「みんなで創る地域の小中一貫・ふさ学園」に向けて今後ともよろしくお願い致します。


※この授業の様子(写真)は生徒の活動にアップします。